【wrwrd】ここが異世界とか聞いてへんわ！！！ (ページ37)

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｢…は？｣ページ37

｢うおっ！？｣

間一髪のところで弾いたが次の攻撃に移ろうとしている。一旦距離を置くために後ろに下がるが、それでも直ぐに距離を詰めてくる。

ーーこいつ戦い慣れしてるな

自分もそれなりに戦い慣れていると自負していたが相手はそれを上回っている。歴戦の勇士…とまでは行かないが威力が桁違いである。

だが相手にはパターンが読めれば返り討ちにできるはず。どういう動きをするのかよく見ろ。自分。

虎視眈々と、相手を見た。するとパターンが脳裏で誰かと一致した。間違いようがない、コネシマの動きだ。

なぜ似ているのかは知らないがこれはラッキーである。応用をすればいいのだから。

甲高い金属の擦れ合う音が響く。誰かが何かを言っている気がするがインカムから流れる音(声)を拾う余裕は無い。

距離を離せば直ぐに間合いを保つように追いかけてくる。占めたといわんばかりに剣を振り上げた。下から上へ切りつけるだなんて考えもしなかっただろう。

パキッと音がして顔を上げた。剣から聞こえた訳では無いなら相手のガスマスクか。

｢アンタの顔でも拝ませてもらいましょうや｣

相手の顔が、露になる