…104 ページ14
全速力で走ったあたしは
冷蔵庫の中を見ている臣の背中に勢いよく抱きついた
当の本人は
「うお！」
とか言って驚いてるけどあたしにはどうでもいい
勝手にいなくなった臣と
臣がいないと気が気じゃいられないほど弱くなった自分に
ムカムカして臣の腰を強く抱きしめた
「A、ごめん買い物行ってた 」
あたしに抱きしめられていると気づいて
そんなことを言ってくる臣だけど
正直そんなこと言われなくてもわかってる
「勝手にいなくならないでよ、、、
臣が隣にいなくてすごい焦ったんだからっ」
つい言葉が怒った口調になってしまったけど
なぜか臣は手をグーにした状態で口元に当てて笑っている
ケラケラケラケラケラ、、、
最初は肩が震えるだけだったけど
今はもう声を出して笑っている
な、なんなのよ、、、、
「ごめんっ、なんかいつも通りのAに安心したのと
そんな可愛いこと言うとは思ってなかったのとでなんかツボった(笑)」
そう言ってあたしの方へ向きを変えて
正面からあたしを抱きしめてくれる臣
臣の身長は178cm
あたしは女子の中でも身長が高くて169cm
だから立った状態のハグだといい感じに臣の肩にあたしの頭がきて
優しく頭を撫でられながら抱き締められる
「俺はずっとそばにいるから」
少し長い静かなハグの後、臣はあたしから腕を解き
顔を見据えてきた
そして、ふっと笑って
一瞬、、、一瞬だけ
.
.
.
.
.
.
.
.
私にキスをした、、、、
ねぇ、臣には隆二さんがいるんでしょ？
なんでこんな事するのよ
自惚れてしまってもいいの？
ねぇ、答えてよ、、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1558人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルシシ(プロフ) - Ruiさん» こんばんは。コメントありがとうございます!RuiさんもRuiさんで大変な思いをされたと思いますが、またRuiさんの小説を読めるようになってとても嬉しく思います。私の手本なのでこれからもどうぞ頑張ってください!!! (2017年4月24日 19時) (
レス) id: b37ea43a3b (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - おはようございます！更新楽しみに待ってました(≧▽≦)誰が来てくれたんだろう？臣かなぁ？あードキドキ！ (2017年4月24日 7時) (レス) id: 109f887479 (このIDを非表示/違反報告)
ルシシ(プロフ) - megumi-nさん» すいません（汗）盗撮って事でお願いします。カバンの中にカメラを仕込んで、、、的なやつです。こういった質問はすごく助かります!!! (2017年4月12日 17時) (レス) id: b37ea43a3b (このIDを非表示/違反報告)
megumi-n(プロフ) - こんにちは！撮られてたってどういういみでしょうか？？ (2017年4月12日 12時) (レス) id: bfe2eedc91 (このIDを非表示/違反報告)
ルシシ(プロフ) - Ruiさん» こんばんは!ありがとうございます^o^また頑張ります！それにしても、doll、、、最高ですね。もう、読むたびに発狂してますよ笑本当に大好きなんでまた楽しみにしてます。 (2017年3月27日 0時) (レス) id: b37ea43a3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルシシ | 作成日時：2017年3月26日 22時
