俺の薮。俺の伊野尾。２ (ページ7)

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宏太side

「へ？…どした？」

あれから何日かたち、伊野尾は球技大会だからと言って早めに家を出るところ

珍しく着替えに手こずっていると思ったら涙目の伊野尾が部屋から出てきた

慧「…ズボン、」

「きつくなっちゃった？」

慧「ｺｸｯ)」

そんな事か…

お腹が大きくなってるんだからそんなこと気にしなくてもいいのに

でも女の子はそういうのを気にする生き物なの！って知念に念をおされてるから余計なことは言わない

「そんな時のために裕翔が卒業生の知り合いから制服借りといてくれてるよ」

慧「ほんと？」

「ちょっとでかいかもしれないけど履いてみて」

慧「ありがとう薮！」

1度部屋に戻りズボンを履いてきた伊野尾

なっ！//

お腹はぴったりみたいだけどズボンの幅はぶかぶか

彼氏の制服着てるでしょっていう感じ

うわーこれは妬く

今度俺の昔の制服着せよ…

「伊野尾そろそろ行かなきゃでしょ」

慧「はぁーい」

最近は俺が心配だから毎日送る

帰りはできるだけ行きたいけど学校で待たせるのも心配だから、遅くなる日は歩いて帰ってもっている

球技大会で朝早く行くと言っていたのにのんきな伊野尾を乗せて短いドライブをした