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雄也side




慧「顔、上げて」


嫌われる、そう思っていたのに、聞こえたのは伊野尾くんの優しい声だった


慧「まずは、ごめん。

高木の気持ちには答えられない

それと、昔のことも…全然思い出せなくて…」


俺はその言葉を黙って聞いた


慧「…高木、ありがとう」

「……へ?」


思いがけない言葉に間抜けな声が出てしまった

なんで、ありがとう…?


慧「こんな俺を、、私を好きになってくれて、ありがとう

いつも、一緒にいてくれて、、ありがとう…」

「伊野尾くん…」


真剣な言葉の最後に、いつもみたいにやさしい笑顔を向けてくれた

~→←~



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作者名:★Luke★ | 作成日時:2020年2月14日 0時

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