俺の薮。俺の伊野尾。 (ページ3)

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慧side

ふぅーー

深呼吸をしてドアを開けた先はお父さんが理事長をする学校の職員室

薮と暮らし始めた家をでて向かった先はお父さんの学校……そう、ここは男子校

なんでこんなことになるかな…

両親に報告に行った日、

父「………高校は、どうするつもりだ」

「もちろんやめるよ」

父「…高校だけは、卒業して欲しかった」

「ごめん…」

薮と相談して学校は辞めることにした

妊娠していることを隠すのもそうだけど、なにより薮と付き合っていることがバレることを心配しての事だった

母「あ！だったらお父さんの学校に行けばいいじゃない！！」

「「…………は？」」

いつも突拍子のないことをいうお母さんだけど今度ばかりは冗談だよね……？

お父さんの学校って男子校だよ？

いくらなんでも……

父「よし、俺の学校に来い。それなら安心だ」

「ちょ、ちょっと待ってよ！男子校だよ？いくらなんでも＿＿

母「だーいじょうぶよ～、背は高いし髪は短いし、、それに胸もないしね」

「それは、、そうだけど…」

母「あとあそこには圭人がいるじゃない！」

「うん……」

圭人というのはいとこで、お父さんの甥っ子にあたる

お父さんの学校で英語を教えてるって聞いたっけな

結局高校を卒業することを条件に子供を産むことを許してもらった