【メリオダス】熱 りんご様リクエスト ページ7
『...ん』
朝、目を覚ますと頭がぼぅっとして心無しか怠ささえ感じるようになっていた。
ケホッ
熱だ。
重い身体を起こしてみるが力が入らずそのまま床に倒れてしまった。
「A、顔が赤いぞ」
『ゴウセル...悪いけど、メリオダスに...ケホッ...熱出たって伝えてくれない?』
見張り台にいたゴウセルに声をかけられ、彼に伝言を頼む。
了解、と言ってゴウセルが下に行ったのは良いがすぐ足音が聞こえてきて
「A様!大丈夫ですか?!」
「熱なんて弱っちぃな〜♪」
「大丈夫?!吐き気とかは?!」
皆が一斉に物置に集まった。
うっ...人口密度が...
「こらこらこら、そんな騒いだらAが休めないだろっ」
メリオダスが皆を追い出して、僕の近くに座る。
『...ごめん』
「こればっかりはしょうがねぇよ。
ほら」
と差し出された手にあるのは粉薬
『...マーリンが作ってくれたやつ?』
そのなんとも言えない色に頬を引き攣らせてみればメリオダスは、
はい、なんて水もさしだしてくる。
そうじゃない
『いや、いいよ。寝てれば治るだろうし...』
元々薬は嫌いだし、マーリンの薬なんか怪しすぎる。
立ち上がってソファに横になろうとしたら足に引っかかるなにかと、
急に変わる視界
『...メリオダスさん?』
「飲まなきゃ治るもんも治らねぇよ?」
ごもっともです。でもなんであなたはそこにいるの
今の僕は床とメリオダスに挟まれている状態で、メリオダスの手には薬
「ほら、あーん」
なんて顎に手を添えられて無理矢理こじ開けられた口に薬が入れられる。
『っ?!』
なにこれまずい。
僕はメリオダスに水を求めるが何故かメリオダスが飲んでいる。
『??』
頬に手を添えられたと思えば数日前と同じ視界
口には前より少し濡れてるメリオダスの唇が触れていて、
メリオダスが水を口移しで入れてくれて、そこまではいいんだけども
『っんんっ...』
メリオダスの舌が口に入ってきて僕は驚きからむせてしまった。
『っゴホッ』
「んー、相変わらずマーリンの薬は苦いな」
僕が口をパクパクさせているとメリオダスはもう一回?と聞きながら再び顔を近付けてきた
ゴスッ
僕の拳が無意識にメリオダスを殴っていた
条件反射、正当防衛、そんな言い訳を頭の中で繰り返しながら赤くなった顔を隠すためソファにうずくまる。
「ったく、可愛い奴め」
Fin.
りんご様リクエストありがとうございましたっ
1人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【黒バス】天才的な赤司様の裏は厨二病でキセキの裏はとんでもなかった。
【黒バス】宮地、アイドルに恋するってよ【宮地清志】
もっと見る
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流羽華 - リクエストさせていただきます。グロキシニアの小説を作っていただきたいです。お願いいたします! (2020年2月25日 0時) (レス) id: d65fab3ca9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - キャーーッ!!!もう、最高です!これからもずーーーーっと応援しますね! (2015年4月6日 14時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
×涙奈×(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございますっ!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*リクエストもありがとうございますっ!!頑張って書くのでこれからも読んで下さると嬉しいです(●´ω`●) (2015年4月5日 18時) (レス) id: 347d90093b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです!!文才ありまくりじゃないですか!あと、リクでメリオダスで床ドンからのディープキスでお願いします(>∀<)/ (2015年4月5日 18時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:×涙奈× | 作成日時:2015年4月3日 13時