【ゴウセル】暇潰し対策 ページ4
｢...暇｣
僕が行ったことのある...ゴウセル達で言えば
東方の地 の事を僕はよく話していた。
『そう、お伽噺。知らない？』
僕がそう聞くとゴウセルは
ｺｸﾘ、
と頷く。
読んでみたい、と言うので神器に記録されていたお伽噺を読ませてみて早1時間
ゴウセルは夢中になって読んでいて僕は暇。とても暇。
どんだけ真剣なんだ。
僕は暇潰しに街へおりた。
特に何をする、とかではないが街の賑わいに混ざれば退屈なのも少しは無くなるだろう。
僕が立ち寄ったのは色とりどりの背表紙をもった本が沢山並んでいるお店。
結構時間がたったのか外は暗くなってお店の中の電気がついていた。
流石に帰らなければヤバイ。お店のこともあるし、ゴウセルが神器の中を全部読む可能性だってあるんだ。
僕は本を3冊、手に取りお店の主に手渡す。
｢嬢さん、随分熱心に見てたけど本好きなのか｣
小さく頷くとおっちゃんが
もう古いし売れないやつだけど
と本を沢山くれた。
どれも少し茶色くなっていて時間がたっているのがわかったが
僕は古本が大好きだった。
｢毎度！｣
本の山を両手に持って僕はヨロヨロとお店を出たら
｢A、見つけた｣
そうやって声をかけられた
『ゴウセル!!どうしたの？』
彼がいることに驚き、また彼が少し焦っているように見えたことにも驚いた。
｢気付いたらいなくなってたから団長に聞いたところ
俺が原因で出ていったと言われた。｣
連れ戻しにきた。
と言われ僕は恥ずかしかったり嬉しかったり微妙な気持ちになった。
『出ていってなんかないよ。ただ、ゴウセルが構ってくれなかったからっていうのはあるかな』
｢それは悪かった。
だから、出て行かないでくれ｣
なんて無表情だけど少し寂しそうなゴウセルに言われたら
拒否なんかできない。
『僕は出て行かないよ
ね？』
両手が塞がっているので僕はゴウセルを安心させるため
下唇にキスをした。
｢...A｣
『さ、かーえろっ？ほらおっちゃんが沢山本くれたからさ！』
袋にいっぱいの本を見せたら
ゴウセルに抱きしめられた
｢次は、Aが読んでくれ｣
『読み聞かせ？ってこと？』
｢そうだ。そうすればAが退屈することも
俺がAが足りなくなる事もないだろう｣
真顔で言うゴウセルに少し笑えば
ゴウセルは何故？というように首を傾げる
『なんでもない、早く帰ろう』
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流羽華 - リクエストさせていただきます｡グロキシニアの小説を作っていただきたいです。お願いいたします! (2020年2月25日 0時) (
レス) id: d65fab3ca9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - キャーーッ!!!もう、最高です！これからもずーーーーっと応援しますね！ (2015年4月6日 14時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
×涙奈×(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございますっ!!*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*リクエストもありがとうございますっ!!頑張って書くのでこれからも読んで下さると嬉しいです(●´ω`●) (2015年4月5日 18時) (レス) id: 347d90093b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです！！文才ありまくりじゃないですか！あと、リクでメリオダスで床ドンからのディープキスでお願いします(>∀<)/ (2015年4月5日 18時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：×涙奈× | 作成日時：2015年4月3日 13時
