【メリオダス】お酒のせい ページ3
『メリオダスほんとエリザベスちゃんにセクハラ好きだよね〜』
豚の帽子亭が閉まった後、僕はカウンターに座ってメリオダスと飲んでいた。
元々僕は酒に強いし寝なくても大して影響はないから
たまーにこうやって、メリオダスと二人きりで飲んでいる。
騒いで飲むのも大好きだけどこうやってメリオダスと静かに飲むのも大好き。
いつもより強いお酒を飲んで僕は少し酔い気味。
「そこに良い身体があるなら!」
触らないとだめだろ?なんていつもの笑顔で言ってくるメリオダスに
少し呆れて、そしてそんな風にされているエリザベスが少しうらやましくなって
『はぁ…団長エリザベちゃんのこと本当に好きだね』
なんて並々に注がれた酒を一気飲みしてため息をついた。
つまらない嫉妬でいて所詮は僕の片想いで
メリオダスはなんも言わないし
なんだか悲しくなってきて酒を自分で注いでどんどん飲んでいく
「やきもちなんかやくなって!」
"なんか”
いつもならやきもちなんかやいてない、
とか、言い返せるはずなのに
『…』
グズッ
目が熱くなってきた。
「…なくなって」
『泣いてない』
「ほら、顔あげろ」
涙が流れていないから泣いていない。
変な意地を張っている僕にメリオダスは溜息をついた
その溜息に僕の目には更に涙が溜まって...
「A」
両頬をメリオダスの手で挟まれればメリオダスと目が合う
『っ』
言葉を紡ごうとして口を開けば僕の目にうつるのは綺麗な金髪
そして、僕の口にあたるのはメリオダスのそれで
メリオダスが離れても僕は何も言えなかった。
「あのなぁ、本当に好きな奴には簡単に出来るわけないだろ」
呆れて笑うメリオダスがキラキラして見えて
早く寝ろ、と頭を撫でてからメリオダスは部屋に戻った。
1人、暗い中で僕は頬に手を当てていた
-顔が熱いのはいつもより強い酒のせい-
Fin.
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流羽華 - リクエストさせていただきます。グロキシニアの小説を作っていただきたいです。お願いいたします! (2020年2月25日 0時) (レス) id: d65fab3ca9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - キャーーッ!!!もう、最高です!これからもずーーーーっと応援しますね! (2015年4月6日 14時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
×涙奈×(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございますっ!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*リクエストもありがとうございますっ!!頑張って書くのでこれからも読んで下さると嬉しいです(●´ω`●) (2015年4月5日 18時) (レス) id: 347d90093b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです!!文才ありまくりじゃないですか!あと、リクでメリオダスで床ドンからのディープキスでお願いします(>∀<)/ (2015年4月5日 18時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:×涙奈× | 作成日時:2015年4月3日 13時