気紛れ更新の短編集【七つの大罪】

【メリオダス】五月蝿い ページ11

｢なぁなぁ〜｣


さわさわ、メリオダスはAをお触りしている。


それでもAは特に気にせず、唯々本を読んでいる。

｢なぁってば〜｣

しつこい。

Aはそう思ったが、相手にすれば更に面倒なことになることは知ってるから、
無視を決め込んだ

本をとられ、触られ、騒ぎ立てられ、
メリオダスがしたいことがわからない。


｢なぁってば〜｣


『…』


ﾊﾟﾀﾝ

本を閉じてメリオダスに向き直ればメリオダスはとても嬉しそうに頬を緩ませた。

ﾄﾞﾝ

気の緩んでいるメリオダスの肩を掴み、Aはメリオダスを下にひいた。


｢お、やる気になったか？｣


ニヤニヤするメリオダスに溜息をついて唇を重ねる。

ﾁｭ､ﾁｭとわざと音をたてて、短く重ね、

飽きたら長く深く

足りないのなら舌を使って


｢っA、｣

少し苦しそうにAの名前を呼ぶメリオダスにAは目だけで返事をする

｢…エリザベスが呼んでるから、また今度な!!｣

そう笑って、Aを退かして部屋から出るメリオダスをAは黙って見ていた


『エリザベスが好きなら、関わらないでよ』

ぽつり、と誰にでも言うワケじゃないAの呟きは消えて、

ぽたり、と落ちるAの涙も床に染みて、消えていく。





fin.




ここだけでは切ない系ですね( '-' )b…!!

ご希望があればこの続きの甘を作って切甘にでもしたいと思いまっする。


たまには攻める夢主ちゃん

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