【ゴウセル】夢の中 ページ2
豚のママの背中に乗ってゆらゆら揺られ、僕は目を覚ました。
『…どこだここ…』
覚醒しきっていない頭で考え、考え…たが答えがでない。
わかるのは見知らぬ天井とどこかに続く扉が二つ、まわりには乱雑に置かれたモノと少しの本があるということだけ。
そして僕はここに横になって寝ていたということ。
縛られたりしていないし取られたものもないことから盗賊とかの類ではないハズ。
とりあえず、状況を思い出すべく本を出そうと手をコートの中に伸ばすが…
『…ない?』
ばっと起き上がりまわりを見ても服の中を探ってみてもお目当てのものは見つからない。
『どうしよう…』
大切な本だったために無くした、盗まれたとなると少し落ち込むのも僕が人だから。
頭を抱えて悩んでいると、扉のひとつが開いて人が入ってきた。
「起きたのか」
その無機質な、感情を含んでない声は僕がよく知っていた。
『ゴウセルッ』
僕が顔をあげるとそこには大好きなゴウセルがいて、首を傾げていた。
─ という夢を見た
目を覚まして目に入るのは文字の列で、あぁ、僕は本を読んでいる間に寝たんだなということを思い出す。
と同時に大好きな彼と再会したことが夢で寂しくなる。
『会いたい、なぁ…』
起き上がって呟いた言葉は空に消えてなくなった。
『約束、だもんね』
僕は本を抱えて自分に言い聞かせるように呟き立ち上がり、夢で出会った彼に会うべくまた歩き出す
─ どこか近い未来の夢に頬を緩ませながら ─
fin.
夢主ちゃんがゴウセルの恋人とか片思いとかしていて、また会う約束してたりとかで
ゴウセル探して歩いて夢にまで見てその夢が数日後に本当になっているといいなっていう
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流羽華 - リクエストさせていただきます。グロキシニアの小説を作っていただきたいです。お願いいたします! (2020年2月25日 0時) (レス) id: d65fab3ca9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - キャーーッ!!!もう、最高です!これからもずーーーーっと応援しますね! (2015年4月6日 14時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
×涙奈×(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございますっ!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*リクエストもありがとうございますっ!!頑張って書くのでこれからも読んで下さると嬉しいです(●´ω`●) (2015年4月5日 18時) (レス) id: 347d90093b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです!!文才ありまくりじゃないですか!あと、リクでメリオダスで床ドンからのディープキスでお願いします(>∀<)/ (2015年4月5日 18時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:×涙奈× | 作成日時:2015年4月3日 13時