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部屋に入ると、少しだけ寒さが消えた気がした
最上階を占領してる部屋だから、玄関も広い
冬雪さんは寒いのか、足早にリビングに入っていった
続いて自分もリビングに入ると、温風が僕を包み込んでくれた
めちゃくちゃあったかい
冬雪さんはキッチンでコーヒーかココアかうんたらかんたら言っていた
あの顔で甘党だからなぁ
ソファに座らせてもらい、リュックの中からスマホを出すと、LINEの通知が来ていた
義父さんみたいだ
内容は、冬雪さんのところにもう着いたかとか、冬雪さんと仲良くやれてるかとか…
冬雪さん関連の話ばっかりだ。まあ血の繋がった自分の息子だし……僕は血は繋がってないケド
未だに義父さんに対して敬語が抜けない
家族になりたい、なんて表面上では言ってるけど、実際心の中では受け入れてられてないのが現状だ
はぁ…と一つため息をつくと、冬雪さんが二つカップを持ってきた
「ん、これ飲みや」
「ありがとうございます、冬雪さん」
カップを受け取ると、ココアの甘い匂いがしてほっとする
悩んだ挙句ココアにしたらしい。美味しいもんね
冬雪さんは一人用のソファに座って、僕に話しかけてきた
「なぁA。暇やったら実況やらへん？」
「……え！？」
真剣な表情で言ってくる冬雪さんに驚いて、カップを落としそうになる
間一髪で受け止めたが、思わず冷や汗が出た
「え、えと冬雪さん……僕が…ですか？」
疑いながら聞くと、頷いてにやっと笑った
こういう顔をしたら、もう逃げられないとわかっているので、仕方なく了承するしかない
僕が実況……お、男だし、大丈夫…だよね……？
☆
この二人はちょっと訳ありの兄弟でした
冬雪はAくんのことを結構気に入ってます
Aくんは中々敬語が抜けない感じですかね
冬雪の正体は多分次の話で出てくると思うので、Aくんと冬雪のプロフィール的なのは次で…
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ルイ(プロフ) - テル＠コクさん» コメントありがとうございます！いつも楽しみに…！ありがたいです…！！弟くんは無事に押忍にゃん取れましたー！6話のおまけっぽいのに書いてますので是非是非！ (2017年1月25日 10時) (
レス) id: b4ba085fa2 (このIDを非表示/違反報告)
テル＠コク(プロフ) - コメント失礼します。我々の他に最近デレステにもはまってきてるので、両方出てくる作者さんの小説いつも楽しみにしてます！弟君は押忍にゃんとれたんでしょうか・・・ (2017年1月25日 6時) (レス) id: c665163550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2017年1月18日 22時
