初対面 ページ12
コンコンっ。
ドアをノックすると部屋の方から「はぃ、」という声が聞こえた。
「失礼します」と言いながら喜多見が入ると、ベッドに座っていたAは静かに驚いた顔をした。
「あ、えと、…TOKYOMERの、…喜多見先生？」
慌てて本をしまった彼女は背筋を伸ばし喜多見の方を見る。
「MERの、喜多見です。…初めまして、Aさん。」
静かにお辞儀した喜多見に、Aは泣いてるような怒っているようなそんな顔をした。
「…喜多見先生、お引き取りください。今はまだ気持ちの整理がつきませんから。
帰って…っっっ！」
え、と言葉を失う喜多見。
「…貴方と、……音羽先生には、この命を助けていただきました。…ですがっ…
私も、一人の医者です。……己の置かれている身のことなど、誰が何を言わずとも分かっております。
なぜ、私の命を…つ、助けたのですか…っ！
死んでしまいたかった。…いっそこのままこの世に留まらず、…悲劇のヒロインの如く、潔く逝ってしまいたかった…っ。」
再び、頭を垂れた喜多見。その目頭は、じんわりと少しづつ熱くなっていった。
「またっ…来ますっ……」
そのまま病室を立ち去った。ふんわりと花束を包んでいた手は、ぎゅっと固く握られていた。
「…喜多見チーフ、お花こちらで預かります。」
待っていたのか、夏梅が花を受け取った。
しわくちゃになった花を優しく包み込み、静かにお辞儀した。
AA。
彼女は、二度と、歩くことができなくなった。
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藍琉（あいる）(プロフ) - ななこさん» へ、え、…えぇぇぇぇ？！？！う、嬉しすぎて言葉がでない…！(◎_◎;)来週が中間考査なのでそれ終わったらまた再開します！ (2021年10月10日 16時) (
レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - いつもこの小説読むのを楽しみにしています！！この小説を読むのが最近の励みです！これからも頑張ってください♥ (2021年10月10日 16時) (レス) id: ffea44575c (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - 私のこと知っててくれたんですか！？ありがたすぎです！お話の名前まで覚えててくれるなんて…。ほんと感謝です(笑)私、そんなにたいした人じゃないですよ〜(笑)ほんとに藍琉さんすごいと思います❣️わざわざ返信ありがとうございます♪ (2021年9月30日 15時) (レス) id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - すずもりさん» す、す、すずもりさん？！あの、公安警察の使命と医師の使命や、劣等感を書いてる！？え、嬉しすぎて言葉が…😭ぜんっぜん私は上手くないです笑文字数多く見せるために改行結構したりとか行き当たりばったりで常に書いてて計画性のかけらも無いです笑頑張ります！ (2021年9月30日 13時) (レス) id: fc42edf888 (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - 藍琉さんこんにちは！お話つくるのほんとうますぎです！私も小説かいてますが皆さんすごすぎていつも感動しっぱなしです(笑)これからも頑張ってください(*´ω｀*) (2021年9月30日 12時) (レス) id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍琉 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2021年8月26日 15時
