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私の風は自分の実力次第でその使い方は無限大だった。
その気になれば風の力で飛ぶこともできたし、もちろん、ハリケーンだって、風で波を大きく揺らして大津波だって、作れた。
でも、マルコはほとんど、私を戦場には出させなかった。
それは彼なりの気遣いで、彼なりの、揺るがない気持ちの表れだったのかもしれない。
とにかく彼は、私の力が戦闘に使われることを嫌った。
それは、エースだけじゃなくて、私を、
世界政府や海軍の目からできる限り遠ざけるためだったなんて、まだこの時は知らなかった。
事の始まりは、…禁忌が引き起こされるほんの少し前事。
あの時、あの時間、私はたまたま眠れなくて、サッチと晩酌してた時だった。
もしかしたら運命だったのかもしれないし、
まぁ何かの定めだったんだと思う。
それは、サッチが敵船から取った悪魔の実のことを語っていた時。
キィ、と嫌に、やけに不気味な扉が軋む音がしたんだ。
この時マルコは自室で購入したばかりの医学書を読んで勉強していたんだっけ。
続く
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西鶴(プロフ) - やばい、風の噂でイゾウ死んだとか聞いてやる気ダダ下がりなんだけど、いや本誌知らんしまだ生きてるよね？ね？という作者の独り言でした。あした更新するよー。 (2022年6月12日 22時) (
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作者名：西鶴 | 作成日時：2022年6月9日 21時
