あぁ、私の定められた運命よ。

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TH「これ、なーんだ？」




ある日突然笑顔で話す彼の片手には、

契約したばかりの私のiPhone8が握られていた




何故バレたのか、どうして隠し場所が分かったのか、とりあえず頭の中は変に冷静で



遂にきたかと思った、あれだけヤイヤイ言われてGPSも付けて私の行動範囲は全て把握されて、人間関係だって勝手に整理されて彼名義の携帯に入っていたのも彼と家族の連絡先だけ



携帯の契約の時、GPSだって上手く誤魔化した筈なのに、なんでかな、いつかはこうなるかもと思ってた最悪の未来





TH「A、いけない子だね。どうしよっか。」





ヤバい、笑顔だけど、笑ってるけど、美し過ぎる綺麗な笑顔には溢れんばかりの狂気しか感じなかった、警報だ、警報が鳴る頭の中で





多分このまま行くと本気で監 禁されるだろう




一度、大学時代に男の子と話をしただけ、そのなんの意味もない数秒の会話の所為で1週間もの間、監 禁されたのが今でも鮮明に浮かぶ




TH「世界からAと俺以外消えてなくなればいいのに」




そう言って四六時中抱かれた、死ぬかと思った気持ち良すぎて何回も気を失った、本当に痛いぐらいの愛情が苦痛だと実感した





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