偶然は必然で、運命。(BTS) (ページ21)

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今、僕の目の前には彼女がいる

会いたくて仕方がなかった彼女が、

なぜかテヒョナがいると聞いていた

クラブのVIPルーム、に。

彼女はなぜここにいるのか

よく来ているのか

だからこのVIPルームに入れているのか

テヒョナとこの中で何をしていたのか

他に誰と過ごしたのか

一気に処理しきれない量の想像が押し寄せる

彼女の容姿なら、たやすいことか。

一瞬にして答えが浮かぶ

テヒョナのファンだったの？

それともテヒョナに言い寄られたから？

その気になっちゃったのかな？

じゃあ、ボクとも、遊ぼうよ？

ソファーに座り込む彼女にキスを、

するつもりだった。

と、その瞬間激しい衝撃に脳まで揺さぶられる

あれ、ボク、なんで？

｢何をどう考えたらテヒョン？だっけ？そいつと遊んでるように見えたか分からないけど、

すべての女があんた達の言うこと聞くと思ったら大間違いだから。

そのビンタ、勉強代だと思ってとっとけ｣(彼女、超ドヤ顔)

女の子に、初めてビンタされた。

しかも思いっきり、手加減なしに。

その後からは、テヒョンが部屋に入ってきてまたもやあっという間に彼女は消えた

TH「あー！逃げられた！

逃げたら許さないって言ったのに！｣

JM「ねぇ、テヒョナ。彼女とは本当に知り合いじゃないの？ここで一緒に居たんじゃないの？｣

TH「知ってたらあんなにイラつかないし！

むしゃくしゃしてここに来たらフロアにあいつがいるのが見えて呼んでもらったんだよ、

ジミナ、あいつを初めて見た日から上の空だし今日の公演でもあいつの方ばっか見てたから珍しく気になってんのかなって思って呼んだ。

ジミナが来る前に本性出して媚びてくるかな、って思ったけど、あいつ、またシカトしやがった、マジムカつく！

何者なわけ！？あの女！ちょっと顔がいいからって、本気でムカつく！あぁもう！！｣

その話を聞いて、

安心してる自分がいる

TH「てか、ジミナ、襲ったってマジ？笑｣

あぁ、そうだ。

ボク、なんてことしちゃったんだろう(消えたい)

絶対嫌われた

ふ、とソファーの隅に目を向けると

JM「テヒョナ、あのバッグ、テヒョナの？｣

TH「ん～？バッグ？

あ～、ツンツンちゃんが持ってた気が、

しないでもない。｣

神よ、この絶好の機会無駄にはしません(ガッツポーズ)

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