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よし、仕事は終わった、帰ろう。
そんな事を考えながら長い廊下を歩く
角を曲がろうとした時、
「わぁ！」「、っ！」
同じタイミングで向かい側からやってきた人に
思い切りぶつかってしまう
「あぁ！ごめんなさい！すみません！
ちゃんと前を確認していなくて、
本当にごめんなさい！怪我はないですか？」
ぶつかった相手の方が、倒れる前に抱き止めてくれたみたいで私の視界には黒色のシャツのみ
ゆっくり顔を上げた先には、これまた笑顔の素敵な男性が心配そうに首を傾げていた。
ケンチャナ、、ケンチャナ、、？
あぁ、確か大丈夫って意味だったかな？
「あ、大丈夫です、私こそ申し訳ありません。」
サッと男性の腕から抜け出し会釈をして謝る
今日はやたらと顔の綺麗な男性に出くわすな、
JN「あれ？日本語？
あぁ！日本の方でしたか！
大丈夫？あ〜、、、大丈夫！それは良かった！
こんなに美しい女性に傷を付けたら一大事だ！
、、って、うわ、、本当に凄く、綺麗、、、」
男性は口に手を当て私を凝視する
JN「えっと、、、もしかして、
モデルさんか女優さんか何かですか！？
その、本当に綺麗な方だなって、、、
あ！失礼しました！
僕は防弾少年団のジンと申します！
貴女は、その、、、お名前は、、、？」
彼のぽってりとした唇からは次々と言葉が流れ出す
防弾、少年団、、、？
じゃあ、この人もさっきのあの人達と同じ、、
三人組のアイドルかと思いきや、
まだメンバーが居たなんて、、、面倒だ。
「すみません、私、急いでいて。
お互い怪我はなさそうですね、失礼致します。」
深々と頭を下げ、すぐに先を走る
(もう、流石にこれ以上ここに居たくない)
JN「あ！待って！って、
あ〜、、、行っちゃった。
ん、、、これは、、、？」
.
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JIN side.
ガチャッ
JK「え！ジニヒョン！
今日オフじゃなかったんですか！？」
防弾少年団様と書かれた控え室に入れば
可愛い黄金マンネが出迎えてくれた。
JN「あぁ、ジョングガ！
今日は特製ヒョン弁当を持ってきたんだ！
ささ！遠慮せず食べて食べて！」
喜ぶ弟達を眺めながらも、
浮かぶのは先程の女神の姿
本当に綺麗な人だったな、
また会えないかな
なんて浮かんできたこの不思議な感情に、
少し苦笑いしている自分がいた。
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作者名：リサ | 作成日時：2019年1月8日 22時
