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韓国語の挨拶が飛び交う、



叔父に対して皆が頭を下げる





「あ、キム室長!この方が例の代役ですか!

大丈夫でしょうか、、、

衣装は届いていますがまさか、

こんなに急に辞められるとは。」





叔父とスタッフらしき人が心配そうに私を見ている





(何、私に何をさせるつもりだ?)





「大丈夫、彼女はファッション関係での

勤務経歴がある。働きぶりも申し分無い。

もし、何かあった時は私が責任を取る。」




叔父からの話の内容はこうだ、




叔父は芸能関係の仕事をしているらしく


今日は、叔父の会社の所属アイドルの

衣装スタイリングをお願いしたいとの事



衣装だけブランドから取り寄せたきり、

前の衣装スタッフが辞職を願い出たらしい



どうしてまたそんなに急に退職したんだか、



私も人の事は言えないか。





そんな事を考えている内にあっという間に話は進み、


担当アイドルの楽屋に連れてこられた







「本日、臨時で担当してもらうAさんだ。

腕は私が認める、

彼女は韓国語があまり分からないから

出来るだけ困らせないでやってくれ。


では、あとは頼んだぞ。A」






中に入ると男性アイドルらしき方が三人




明らかに不満げな表情をした方が一人と、

にこにこと親しみげな表情が印象的な一人、


そして、



私の顔を見て口を開けている残りの一人。







「あ、初めまして、私はAと申します。

本日はどうぞ宜しくお願い致します。」





確かにスタイリングやレイアウトをしていた為

この手の内容は得意ではあるが、、、





それが「生身の男性」とは聞いていない。








叔父さん、、、冗談でしょう、、、




しかも芸能人ともなれば、

ファッション面もSNSで中々の話題となる。





ちょっとマズイこと引き受けちゃったな、


もう少し話を聞いておくべきだった。







「初めまして、私は、J-hopeです!

今日は、宜しくお願い致します!」





笑顔が印象的な彼が日本語で挨拶をしてくれた。




「はい、宜しくお願い致します。

本日の衣装のイメージでご希望はございますか?」




私情は禁物、



引き受けたからには

仕事としてしっかりやり遂げよう。




そう思い直した時、









「本当に大丈夫なのかよ。

こんな素人、しかも日本人って。」





人一倍肌の白さが際立つ、

納得いかなげな表情をしていた一人が口を開いた。





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作者名:リサ | 作成日時:2019年1月8日 22時

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