偶然は必然で、運命。(BTS)2 (ページ41)

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濡れた髪にバスタオルを当て、

これでもかと鏡を睨みつける私の顔

「これで、良かったのか？」

目の前の私からは返答なんて勿論無い

ジミンは、芸能人

私は、一般人

この部屋に入った時には、

もう引き返せないところへ来てしまった

友達、だとしても

ジミンのファンはきっと良い様には思わない筈

この事が少しでも公に知られれば、

ジミンやメンバー達、会社、家族にも

沢山の迷惑を掛けてしまう事だろう

今になって色んな気持ちが浮かんでは、

答えなく消える

いや、待て待て、何言ってんだ私

シリアスな雰囲気なんて似合わんしキモいキモい

この先、いや、明日にでも、「やっぱ無理、友達無理、いやマジで無理」とかなんとか言える

大丈夫だ、よし、とりあえず落ち着け私(真顔)

JM「A、上がった？」

控えめなジミンの声、

一瞬にして我に帰る

あー、、、いや、うん。

やっぱ言えっこないわ、

そんな事を言った日には、

ジミン、、、また泣くだろうな。

きっと、また沢山傷付ける。

A「、、、」

ここまで来たなら、

腹くくるしかないか。

最悪、バレたら友人だって声を大にして言ってやらぁあ！！！

友人の一人や二人とも会う事が許されねぇってか！？

そんな事も許されない世の中ってクソつまんねえな！って記者会見開いてやらぁあー！！！←

JM「A、？」

心配そうな、

不安に溢れたジミンの声

A「上がってるから大丈夫だってば。

けど、間違っても開けるなよストーカー予備軍」

そう言えば、慌てふためいて喚いてる

ジミンの声がドア越しに聞こえた

自然と笑いがこみ上げる、

この感覚がなんなのか、

よく分からないけど

悪くは、ないかな。

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