偶然は必然で、運命。(BTS)2 (ページ5)

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「ねえ、ユナ。ジミンってどんな人？」

あれからあっという間に一週間が過ぎた

日本にも無事に帰国、慌ただしい仕事の毎日。

あの後、部屋に戻れば心配で寝れない発言をしていたユナさんがそれはもう幸せそうに戦利品のアイドルグッズに囲まれてすやすやと眠りについていた(だよな)

もちろんユナにはその夜の事について怒涛の質問責めにあったが上手くかわし事無きを得た

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ユナ「へ？」(超マヌケ面)

「いや、やっぱいいわ、忘れt「ごめん、私の聞き間違いじゃなければ今ジミンって聞こえたけどあのジミンで良いんだよね？ついに？ついに興味出てきちゃった？」

一呼吸置いたユナから出た言葉は、

ユナ「A、ようこそ防弾少年団の世界へ」
(ドヤんなマジで)

あの日から、毎日連絡は来ている

もちろん相手はジミン

バッグのお礼で会う約束は果たしたし、

私にはもう連絡を取る理由も会う理由もない

むしろ、会うつもりはもうさらさら無い

JM:A、ごめん。

JM :僕、寝過ぎたみたいだね。汗

JM:無事に部屋には帰れたかな？

JM:今から撮影、Aは仕事かな？

JM:A？忙しいかな？

JM:どうして連絡くれないの？

JM:ボク、何かしたかな？

JM:A、お願い、心配だから連絡して？

JM:ボクの事、嫌いになった？

JM:もう、ボクとは連絡取りたくない？

JM:A、一度でいいから電話に出て欲しい

JM:A、

今日までずっとそんな内容が送られてきていた(もちろん既読せずにログのみで確認中)

そして、多分尋常じゃない着信。

ストーカーになれる素質があるのは気付いてたけどそろそろ諦めてほしい(いや、失礼)

あからさまにこれだけ無視し続ければ今までの男性は諦めていったのに、中々しぶとい彼。

届けてくれたバッグを見た時、

海の近くを通った時に、

たまにふわりと浮かぶジミンの笑顔
(そうあの目がないやつね)

でも、嫌味のない優しさだった

見返りを求めている優しさではなく、

彼の人間性その物のような、

そんな真っ直ぐな優しさ。

でも、人の中身なんて結局分からない

私、ジミンの事なんにも知らないしね
(知る気もなかったけど)

一緒にランチに出たユナは相変わらず携帯越しのテヒョンを愛おしそうに見つめてて

気付けば、冒頭の疑問を投げ掛けていた(何やってんだ私)

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