偶然は必然で、運命。(BTS)2 (ページ38)

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彼の全てを信じている訳ではない、

良い関係を築けたとしても

他人には変わりないのだから。

今まで生きてきて、

恋愛や結婚には全く憧れもしなかった

むしろ、

一人で生きていく方が楽で簡単だったから

わざわざそんな険しい道を選ぼうなんて

考えもしなかったし今もその気持ちは変わらない

『誰かに恋をして、愛し合って、家族になる。』

そんな常識的な工程に、

私の周りの人間達が

振り回されている様子を見る度に吐き気がした

私には、きっと

一生、関係のない話だと

JM「A、スマホ真っ暗だよ？考え事？」

「あ、ごめん、ちょっと飛んでた」(意識が)

JM「大丈夫？お腹減った？

あ、、もしかして、、、熱！？！？！？」

頭から急にペタペタ触り始めるジミン

JM「土砂降りだったし、びしょ濡れだったし、、、って、、、え！？待って！！うそ！！！髪まだ濡れてる！！！！？お風呂は！！！？入ってないよね！？！？風邪引いちゃう！！！」

そう言って急に(勝手に)慌てだしたジミンは、私をバスルームへと向かわせる

初めての、異性の友人。

こんな風に親しくなった異性は

正直、ジミンが初めてだった。

むず痒いような気分

でも、居心地の良い彼の隣

「ねえ、ジミン。｣

JM「ん？何？」

｢私と、友達になってくれて、ありがとう。｣

そう告げると彼は一度目線を下げ、

また真っ直ぐに私を見つめた

JM「ううん、それはボクの台詞だよ、A。

ボクと出会ってくれて、本当にありがとう。｣

柔らかく微笑むジミンは、

そのままバスルームを静かに後にした

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