28 ページ28
.
土砂降りの中、
子供みたいに二人で笑った(一度流れで抱き締めあってしまってから調子に乗ったジミンが何度も抱きしめようとするのを全力で阻止した)
でも、流石に誰かに見られてはマズイので
場所を移し改めて話をする事に
二人ともびしょ濡れの状態だった為、
ある程度グレードの高いホテルをネットで探し
私の名前でチェックインした
先に預かっていたジミンの服は
ホテル内の乾燥にかけ、
バレないように車で待つジミンに届けた
私がびしょ濡れでチェックインにやってきても
急な雨に降られた観光客ってだけで済む
でも、彼は違う
ただ、話をするだけでも
これだけの用心をしなくてはならない
そんな人間と、
私はこれから関わろうとしている
部屋のチャイムが鳴り
ジミンが部屋に到着した事を認識する
芸能人と関わる、
その事を深く受け止めながら
私は部屋のドアを開けた
.
250人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リサ | 作成日時:2019年4月26日 19時