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JIMIN side.
Aと、
このまま終わりにはしたくない
絶対にしない。
プライドなんて当に捨ててるさ、
やっと既読になった彼女とのカトク
泣きながら返信を打った
情けないのは解ってる
男のくせにって何度も自分に言い聞かせた
それでも、そんなプライドを捨ててさえも、
Aに会いたかった
Aの笑顔がもう一度見たかった
返事が来なくなったトークルーム
例え最後でも、
一握りの望みをかけてメッセージを送った
JM：今日はオフにしてもらったんだ
JM：だから、
JM：初めて出会ったあのホテルの前で
JM：Aを待ってる
JM：ずっと、待ってるから。
友人に車を借りて、
ホテルまでの道のりをゆっくりと走る
僕には待つことしか出来ない
彼女の答えが例え、NOでも
泣き腫らした顔じゃ全然格好つかないけど
彼女が僕の顔を見て笑ってくれるなら構わない
ホテルに着いて車を脇に寄せる
もう一度トークルームを確認してみたが
既読には、なっていない。
雨の降り出した街は、
僕の心を表すかのように
一向に止む気配は無かった
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作者名：リサ | 作成日時：2019年4月26日 19時
