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はぁぁぁ。
タクシーに乗った瞬間、深すぎるため息が出た。
バックミラー越しに運転手さんと目が合う。
正直会えると思ってなかった。
閉店間際の本屋。
彼女の働く本屋。
タイムリミットまであと10分。
あの広すぎる本屋で、そもそもいるかもわからない彼女を見つけるなんて無理に決まってる。
そんな風にたかをくくっていた。
会ったところで何を言うのかもらどう話すのかも、ちゃんと考えず俺は店に入った。
でも見つけてしまった。
見つけたというか、目に飛び込んできた。
愛しそうに本に触れるあの子が。
昨日とは全く違う表情のあの子が。
とにかくここまで来たんだと自分を奮い立たせ、作業に熱中する彼女の前に立つと、まあるい目が俺を捉えた。
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yaoyoryzuchan(プロフ) - 続きが気になります〜！ (2018年12月7日 23時) (
レス) id: 51a02a738d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルエラ | 作成日時：2018年3月29日 21時
