検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:44,530 hit

◇第二百一章◇ ページ8

外へ出てみると、やはり現実は変わっていなかった。それどころか感染した人の中に女性も含まれている。それも沢山の人数。効果が強まってる可能性があるな、これは。


銀時「歌舞伎町へ行くぞ」


貴方「分かった」


吉原の事は百華の人たちと真選組に任せよう。あの人たちならきっと何とかしてくれる。


体力の消耗なんてお構い無しに、私たちは万事屋へと急いで向かった。




歌舞伎町に到着してみると、まだ感染者はほとんど出ていないようだった。それでも安心する暇はほんの僅かもない。


これから蔓延していくのを知っている私たちだからこそ出来る事があるはずだ。感染者を殺すだけじゃなく、もっと他に良い方法が──


貴方「万事屋に行こう。これならまだ二人は無事かもしれない」


銀時「そうだな……」


吉原から此処までで半分くらい時間が過ぎた。ワクチン完成までの時間は後残り少ないはず。大丈夫、きっと間に合う。


万事屋への道をただひたすらに走る。道中すれ違う人たちは相も変わらず平和そうで、吉原で見た光景が嘘なんじゃないかと思わされるほどだった。


現地に着くなり問答無用でスナックお登勢と書かれた店の扉を開ける。


銀時「ババァ!!」


開け放たれた扉の先には、コップやテーブルを拭いたり掃除をしているお登勢さんとキャサリンさん、そしてたまさんがいた。


お登勢「何だい騒々しい。まだ店やってないよ」


幻覚、幻聴じゃない、本物のお登勢さんだ。お登勢さんがこんなに冷静だという事は、恐らく神楽ちゃんと新八くんもまだ感染してない。


ただ、きっとウイルスが此処まで届くのも時間の問題。そしてワクチン完成までこの街を守るのが私たちの務めだ。


銀時「新八と神楽は……」


お登勢「二階にいると思うけど……。一体何なんだい、さっきからアンタは」


面倒そうに言われたその言葉さえも耳に入らず、二階へと向かおうとした時だった。

◇第二百二章◇→←◇第二百章◇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , ドS   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。