◇第二百二十章◇ ページ27
月詠「もうこの話は良いでありんす、主らさっさと風呂入ってこい!」
銀時「え、何でキレられてんの?」
わけも分からないまま、無理やり風呂場へと押し込まれた。
銀時「何なのアイツら……」
貴方「いきなり扱い雑になったね。いつもこんなんなの?嫌われてんの??」
銀時「んなわけあるか。いつもはもっとマシだわ。嫌われてんのは否定しねぇけど」
貴方「そこは否定して欲しかったわ」
旦那が嫌われ者なのはちょっとばかし堪えるものがありますのよ。まぁ、皆の反応的にもそんなわけは無いって分かるけど。寧ろ頼られてる辺り信用されてるわけだし、好かれてるよな。……何か複雑だけど良いか。
さっさと血塗れの服を脱ぎ、浴室に入る。
貴方「って、浴室デカ!!風呂デカ!!全部デカ!!」
銀時「うるせぇなお前。さっさと洗い流して歌舞伎町行くぞ」
貴方「もう大丈夫なんじゃない?神楽ちゃんたちいるし」
銀時「……まぁ、そりゃそうだろうけどよ」
もうお父さんだな。子どもたちの事が気になって仕方ないのだろう。町の事もだけど、何より二人の事で頭がいっぱいなのが見て分かる。……全く、嫉妬しちゃうよなぁ、もう。
悶々と色々な事を考えていると、唐突に洗面器に入れられたお湯を顔にバシャッと掛けられた。
貴方「んぶっ!?」
銀時「おっさんみてぇな声出すなよ。何か虚しくなんだろうが」
貴方「いやいや、今のは仕方ないよね。どう考えてもアナタのせいだよね」
文句を言いながら、シャワーを浴びる銀時。洗面器一杯のお湯じゃ全くもって足りないのですが。ちょっとお邪魔しよ。
銀時「おい、狭いんだけど?」
貴方「あれだけじゃ血落とせるわけないでしょ、他のシャワー埋まってたから使わせて」
銀時「嘘つけよ、他のシャワー埋める奴なんて何処にいんだ!」
今使っているシャワー以外に後二つ存在していたのだが、ここ最近銀時不足の為に少しでも近くにいたいわけで、他所に行くのは気が進まなかったのである。
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鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時