【銀魂】俺の嫁は超ド級のS女5【坂田銀時】

◇第百九十五章◇ ページ2

銀時｢やっぱドラゴン○ール方式だったんじゃね？｣


貴方｢何、ドラゴン○ール方式って。私たち二手に分かれて挟み撃ちなんてしてないのに通れたよ？｣


銀時｢確かにな……。更に意味分かんなくなってきたからもう銀さん考えなくて良い？｣


貴方｢諦めるなよ、諦めたら試合終了ってあのケン○ッキーの人も言ってたよ｣


銀時｢あれ安西先生な｣


元々私たちは考え事するのが本当に嫌いだからか、難しい事を考え始めると頭が痛くなるのである。もう犯人逮捕出来れば何でも良くね？とか思っちゃう。


土方｢妙だな。時間稼ぎか何かか｣


山崎｢そうかもしれないですね……。まだまだ情報不足でした、すみません｣


銀時｢本当だよジミー、ちゃんとしてくれよー｣


土方｢いやお前も人の事言えねぇだろ｣


土方さんの言う通りです……。でも、本当に何で迷路みたいになってたんだろ。知らない間に改造でもしたのかな。一瞬のうちに。プロじゃん。


貴方｢真実はいつも一つですよ。上に行けば何か分かるかもしれません｣


山崎｢そうですね。ちょっと危ない橋かもしれないですけど、時間もありませんし｣


土方｢今は総悟たちが被害を最小限に抑えてくれているが……。それもそろそろ限界だろうな｣


銀時｢ま、特に男どもの被害は尋常じゃねぇだろうしな｣


吉原の女性たちは感染する恐れが男性より低いからまだ安心出来るが、感染してしまった人たちは今の段階ではまだ救う事は出来ない。ワクチンが出来れば話は別だが……。


吉原から歌舞伎町まで届くほど効果が強いわけだ。それを超えるほどの力を持つワクチンを作るためには、それ相応の時間とコストが掛かってしまう。今すぐ用意、とはいかないだろうな。


救える者も救えないなんて、悲しい話だ。吉原に来ている以上独り身なのがほとんどだろうが、友人や家族はいたかもしれない。そんな人たちに、私と同じような気持ちをさせたくない。


貴方｢早く犯人捕まえて、この地獄を終わらせましょう｣


一番辛いのは、死んでいく者よりも残された者だって身を持って実感しているから。

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