生涯神推し彼氏/ky ページ6
キヨはわかりやすくチッと舌打ちをすると「別にそこが好きだったし、今も好きだけど不安になるだろ？」と呟やいた。
小さな声だったけど、聞こえちゃった。
これは聞いていいやつだった？話が全く見えて来ないけど……？
頭にはてなを飛ばしてるとガッと顔を上げたキヨと目が合う。
「Aは嫌じゃねーの？アイドルとか女優とかに熱あげてる俺を見ても…」
……はい、理解。
これ、レトさん家で彼女さんに会ったな。
この前、初めて会った時に思ったけど彼女さんすっごいやきもちやきだったもん。
次元関係なくやきっぱなしでレトさんも満更じゃなくてデレデレしてたしな〜。
「うふふ」と少し微笑みかけて、そっぽを向いてるキヨに近付く。
「何で？キヨと付き合ってるのはわたしじゃん？」
キョトンとした顔をしたキヨは、「は、」と声を発したと思ったら「かなわねーな」と安心したような笑みを浮かべていた。
「やっぱりキヨは笑った顔が一番好き」
ニッコニコの笑顔で更に一歩近付く。
「……あんま可愛いこと言うと足腰破壊させるけど、覚悟あんの？」
急に腰を掴まれて、妖しく光る瞳に吸い込まれそうになる。
唇を近づけてきたキヨの唇に人差し指をあてる。
「挨拶ちゃんとしない悪い子にはお仕置きしないとね」
するりと掴まれていた腕から抜け出した。
窓の外からは、雲間から差し込む夕陽の色が見えてきた。
「一緒にDVD見よ？キンブレわたしも持ってくるから、その後は……ね？」
ウインクをひとつすると「はぁ〜〜〜」と溜息を深く吐いたキヨは「世界で一番A推し」と抱きついてきた。
完全に雲がなくなった。
晴れる予報だったけかな？
差し込む夕陽の色に光ったキヨの赤い髪の色が綺麗。
「……仕方ない、推しのこと抱く？」
「！」
目を輝かせたキヨにゆっくりと押し倒された。
「Aのことも、俺推しにしてあげるから」
彼は妖艶な笑みを浮かべていた。
「何言ってんの？わたしは生涯キヨ神推しだけど？」
そう言うとキヨはキョトンとした顔をしたと思ったら「いつも応援ありがとな」と言ってからわたしの頬に白くて細い、綺麗な指を滑らせた。
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luco(プロフ) - SNOWさん» SNOW様コメントと感想ありがとうございます！どきどき楽しんで頂けていたら嬉しいです。そして脱字のご指摘ありがとうございます！日々確認チェックしてるのですが何かと誤字や脱字が多くお恥ずかしい限りです…！ (2018年9月4日 19時) (
レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
SNOW - とてもどきどきしました！ ありがとうございます。ほんの些細なことですが、P25 牛沢さんの１２行目が見なかっ事になってます！指摘コメント失礼しました。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: 3badbdf8e1 (このIDを非表示/違反報告)
luco(プロフ) - 零亞さん» 零亞様、感動するお褒めの言葉の数々ありがとうございます！わたしも3人とgtmnさんが大好きなので走る筆が止まらないのです…！これからも自分のペースにはなりますが、更新していくので変わらずご愛顧頂けると嬉しいです！ (2018年9月2日 1時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
零亞(プロフ) - lucoさん» 返信ありがとうございます！私、kyさん、rtさん、uszwさんが大好きで、いつもlukoさんの神文才にドキドキしながら読ませて頂いてます！これからも応援してます！ (2018年9月1日 22時) (レス) id: f09712beba (このIDを非表示/違反報告)
luco(プロフ) - 零亞さん» 零亞様コメントありがとうございます！そうです！大正解です＾＾気付けて頂けて嬉しいです！も〜も〜よ〜ぐるって名前のセンスが好きなのでまた何かのタイミングで出すかもです！ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：luco
| 作成日時：2018年8月11日 15時
