星に願いを/ky☆ ページ41
秋菜様リクエストのTOP4第1弾
リクエストありがとうございます！
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「すげー不機嫌じゃん」
夏だし祭りデートくらいしたいとの呟きに賛同した挙句、浴衣まで着てきたと言うのに隣を歩く彼女は頬を膨らませ続けてた。
彼女曰く「危機管理能力が足りない」とのこと。
どこで見られるかわからないのに夏だからマスクは無理にしてもメガネかけるとか変装的なものとかしないのは一体どういう了見だゴラと言うことらしい。
べっつに俺だってそんな��アイドル��と��ゲーノー人��て訳じゃねーんだし、お付き合いしてる彼女と夏の行事くらい楽しんだって罰なんか当たんないでデショ。
「それとも自分にくる批判中傷怖がってんの？ブスのくせにキヨくんの隣歩いてんじゃねーとか？」
「……性格悪過ぎ」
おちゃらけた様子で気の利いたとは言い難いセリフを投げ掛ければ、さっきまで膨らんでた頬を緩めて笑いながら俺を上目で見上げる。
「バレても自業自得だよ？」
バレたとしても別に俺は良かったけど久しぶりの外デートを邪魔されるのは勘弁。
「あ」
声と共に浴衣の裾をクンッと引っ張られた。
「お面あるよ」
「やだ、暑い」
「これください」
「おい」
屋台のおっちゃんから手渡されたソレを俺に渡しながら「猫ちゃん、似合う」なんて言われれば仕方なく装着する他ない。
顔はさすがに暑いし頭の横に括り付けると意味ない！と、肩を落とされたけどAは「まあいいや」なんて笑って屋台を物色し始めた。
「あんま遠く行くなよ」
赤い浴衣姿を見逃す訳ないけど。
普段はワガママも言わないAがはしゃいでる姿を見る祭りもいいかもしんないと見上げた夜空は驚くほど晴天でこんな都内の空でも一際輝く星が視界を覆った。
「ね、ね、金魚救い対決しよ」
「負け戦好きだな〜」
「負けないもん！」
さて、勝ったら何の願いごと聞いて貰おうか。
負ける気なんてないけど、万が一もあっからさっきの星に願掛けしてみる。
「はい、俺の勝ち」
金魚は飼えないと掬った金魚をおっちゃんに返して「何の願い事聞いて貰おー」とAの顔を覗き込んだ。
負けは負けだと認めたAの腕を引っ張って祭りの裏道を抜ける。
突き進んだ所にさっきの星が綺麗に見える土手が見えてきた。
「はい、キスして」
「……目、閉じてよ」
「や〜だ」
願掛けすんのもたまには悪くない。
星に感謝の意で目をチラと向けた後、律儀にいつも通り背伸びしたAに向かって唇を寄せた。
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luco(プロフ) - 秋菜さん» 素敵なリクエストありがとうございます！楽しんで書かせて頂きます！ (2019年6月7日 1時) (
レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
秋菜 - lucoさん» 大丈夫です！ぜひ作って頂けたら嬉しいです！ (2019年6月6日 6時) (レス) id: 8deaf8091c (このIDを非表示/違反報告)
luco(プロフ) - 秋菜さん» お優しい言葉ありがとうございます；；夏祭りデート大丈夫です！学パロじゃないということはお相手はｼﾞｯｷｮｼｬということでよろしいでしょうか？ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
秋菜 - lucoさん» いえいえ！此方こそ無茶なリクエストをしてしまい申し訳有りませんっ！では、学パロではない夏祭りデート系は大丈夫ですか？ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 8deaf8091c (このIDを非表示/違反報告)
luco(プロフ) - 秋菜さん» 秋菜様はじめまして、コメントありがとうございます！作品お読み頂けた上にお褒めの言葉嬉しいです。リクエストは受け付けておりますが、当方パロディは学パロかアイドルパロ以外は技術が乏しく難しいです。折角リクエスト頂けたのに申し訳ございません；； (2019年6月5日 21時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：luco
| 作成日時：2018年7月31日 10時
