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初見殺しはそりゃ死ぬわ ページ13

前々から思ってたけど改めて思った。
こいつずっる、それは絶対ずる。
それに「お客様」の壁って俺の中ではとんでもないくらい高くて名前はほぼ諦めていたのに、突然の名前呼び。
しかもキヨじゃなくて、キヨさん。
そこもまた控えめで可愛いさ倍増、ワンアップ。
はー、ずるい、死にそう。
今さっきのホテルにいた時でさえ既に2回殺されそうになってんだけど、殺人鬼、ホラゲの初見殺し。
悶えて黙っていたらAから焦りの声が聞こえてきた。

「あっ、キヨさんなんて馴れ馴れし過ぎましたか?」
「最初に言ったじゃん、キヨって呼んでって」
「そうでしたね……ちゃんと覚えてますよ」

客との会話って何でも覚えてるもんなの?
でも鍵をほぼ覚えてるみたいなもんだから、会話もそれなりに覚えてるのか、それとも、俺との会話だからって自分に都合の良い方向にちょっと考えちゃうんだけど、なんて浮かれていた。

だけど、デニーズに着いてあやちゃんと合流すると呼び名は清川様に逆戻りになった挙句食事中の談笑の中であやちゃんに「客と恋なんてしないよ、勘違いする人も多いけどねー」と笑って言われて激しく同調していたAがいた。

はい、勘違いして一瞬浮かれたバカは俺ですね。
天国から地獄とはこのことってか、おい!
はははと愛想笑いしてそこは合わせたけど「キヨならありだよ」と言って腕を触ってきたあやちゃんにこいつなら簡単そうなのになーと遠い目をしながら腕を振り払った。
どうでも良かったけど昼間に見たパパ活みたいなやつは本当の実親だったらしい、何となく安心した。

帰りもAが家が近いからと送ってくれた。
「あやちゃんあんなんだけど、ちゃんと好きな人いるんで気にしないでくださいね」とフォローされた。
先輩のこともフォロー出来て、本当に良い子だな。
帰ってきたのは結構遅い時間だったけど向かいの店はまだやっていて、繁盛してるっぽかった。
「ここ個室居酒屋なんですよ」
「へぇ、ここ個室なんか」
「そうですよ、美味しいしおすすめです!」
Aと行きたいんだけど、と言いかけてやめた。
攻めすぎるのは良くない。
きょうはじゅうぶん過ぎるほど収穫あったしな。

車から降りて賭けで「あんがと、おやすみ」と言うと少し悩んでいたけど遠慮がちに「お、おやすみ」と言ってくれた。

1ステージで3回も初見殺しとか、難易度hardのホラゲかよ。
それでも可愛すぎるおやすみを貰えたしありがたく思いながら夜を過ごした。

少し違う世界で出会っていたら→←その眩しさを誰にも知られないで



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設定キーワード:実況者 , キヨ , 長編   
作品ジャンル:恋愛
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luco(プロフ) - siratama〇さん» siratama〇様、コメントありがとうございます!初の学パロ以外での長編ですので読者の方の反応が気になっていたのですが好みと言って下さりとても安心しました。そして長編に対しての励ましのお言葉もありがとうございます!とても嬉しいです。頑張ります! (3月9日 22時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
siratama〇(プロフ) - 好みof好みです。長編苦手だと仰りますが胸を張って得意だと叫べるレベルで素晴らしいです。素敵なお話ばかりで読むのが楽しみの1つになっています。ずっと応援しております、頑張って下さい! (3月9日 20時) (レス) id: 1503b2e324 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:luco | 作成日時:2019年3月7日 1時

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