最強の嫁は猛獣使い (ページ5)

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鬼、3体目③ ページ5

そう、先代といたのはほんのわずか

それながらも近くで見たこともあれば型も紺炉に教わっていた

ただ3人との違いは

純粋に火力が足りないこと

だが幸いこの現場には

『炎が沢山あって助かったわ。白虎、あなたの力も貸してくださる？』

(神子が願うのであれば)

椿月には第二世代の力も存在する上に
白虎という神もそばに居た

リ｢中央広場に吹き込むふたつの風が双方向から炎を煽り渦を巻く！
生まれるその現象は…"火災旋風"！！｣

文字の通り集まった炎はマキの手が加わり渦を巻き天高くその柱を完成させた

カリ｢火災現場報告書で読んだが…マジか…マジで起きやがった…！｣

リ｢計算通り！凄いですよマキさん！さすが魔女！｣

茉｢リヒトの計算通り…炎の竜巻が…｣

火｢あとは"鬼"をあの竜巻にどう放り込む…？｣

GIA゛A゛A゛A゛A゛

暴れる鬼を引き付けられるのも限界がある

桜｢あぁぁぁ！どすこい！｣

そんな鬼に無能力な桜備大隊長が突っ込んでいく

あっちぃ！

と温度をそのまま体感し鬼にも投げ飛ばされた

と何やらその間に準備を進めているようだ
ヴァルカンに無線を飛ばしている

桜｢ヴァルカンが造った頭の悪い消化器があるんだよ｣
火｢え、"アレ"を使うんですか｣

火｢準備が出来るまで引き付けていればいいんですね｣

カリ｢俺も援護するぞ｣

『了解した、加勢します…っ！？』
バシッ

火縄とカリムの間を素早く抜けた鬼が椿月一直線で攻撃を仕掛けた

咄嗟に流したもののまだ(椿月)を狙って鬼は向かってくる

『何があって私の所へ来てるか知らないけど、誰の補佐やってると思ってるのおバカさん』

とまたも軽くいなして元いた場所に戻させる

これで射程圏内に収まった

だが何やら大隊長さんはモタモタしているご様子で

｢あ゛ぁ！！もう！！！！｣

機関員をキレさせる
と同時にマッチボックスが急発進した

桜｢おいヴァルカン！なにやってる！！これじゃなおさら狙えないじゃないか！｣
ヴ｢だから狙わなくても撃てるようにしてやるんだよ！！｣

マッチボックスはそのまま鬼に体当たりをし本当に

《目の前》

だ

ヴ｢ほら目の前だ撃て！！！｣
桜｢よっしゃぁぁ！！！｣

ドンッ

鬼を撃った衝撃でマッチボックスは宙を舞い転がった

鬼はそのまま炎の竜巻の中に吸い込まれ

リ｢入った！！｣

『さて、茉希さん、3秒痛いわよ』
の一言で椿月は茉希の腹に手を当てた

茉｢え？｣
『はいせーの』

☆