最強の嫁は猛獣使い (ページ12)

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ダークヒーロー③ ページ12

夜に照らすは紅の炎

ズドン

と大きな爆発音が鳴り響いた教会内に使徒が駆け込んだ

｢なんの音だ！｣
｢近いぞ！｣

｢正面玄関です！べ…BE…紅丸新門の襲撃です！！｣

｢！！｣
｢っいえ…まだ何もやってないです｣

ずらりと並んだ白い彼らは襲撃を向かい打とうと
前方3名＋1匹を見る

｢あの男を止めろー！｣

と一斉にかかってくるが

ドン

ドン

ドン

と特に何も意味はなかったように倒される

黒づくめの怪しい男にもまとめて瞬殺され

1匹連れた女には動かれずただその獣になぶり倒された

再度紅丸に群がる彼らは風圧で吹き飛ばされる

倒れた男が声を上げた
｢なぜ紅丸新門が！｣

紅｢俺は紅丸新門じゃねェ…

新門紅丸だ｣

ジョ｢ハハハッ本当にやりやがった、F××K聖陽教！

気分がいいぜ｣

紅｢お前がやれって言ったんだろ｣

｢女を先にやれ｣と椿月に殴りかかった男

『何を勘違いしてるのかしら』

手で銃の形を作り『ばーん』
と鳴らせば数名を巻き込みそのまま倒れる

ジョ｢神の家で使徒をぶっ飛ばすとは…お前の正義ってのはどうなってんの？｣

紅｢正義なんて大層なもんじゃねぇよ…俺は自分の周りが楽しく暮らせればそれでいい
俺が原国主義者だからか知らねぇが聖陽教ってのはなんか気に入らねぇ…

"天照"でもたらされるエネルギーもなんか血生臭ェんだよ｣

ジョ｢(良い勘してるじゃねェか)お前といると緊張感がなくていいな
こいつら見た目はこれだが精鋭揃いだぜ｣

紅｢聖陽教は神の聖火や科学の力を誇って"人類は素晴らしい"とのたまってやがるが
人間だって人類や神の前にただの動物だろ

神に祝福された国とかいっても動物が1匹暴れただけで滅びちまう

俺がそれをわからせてやろうって話しだ…｣

｢ここは貴様らのような蛮族が足を踏み入れていい場所ではない

しね｣

紅｢！｣

目の前の扉が少し開いたかと思えば紅がいきなり固まった

ジョ｢おーいどーしたー｣

『紅っ！』
ふらりと倒れる紅と地面の間に白虎が入り受け止める

ジョ｢おい…最強さん｣

中から大柄のおカッパさんが
｢貴様らに捧げる祈りはない！｣
と強者感漂わせ出てきた

ジョーカーはおかっぱと紅を交互に見て声をかける

一向に返事が無い

ジョ｢おい

だっさ｣

☆