5 ページ6
【クラフト学園1年C組の生徒と担任のげじげじに告げる。お前たちはやぎを殺した。誰がではない。我々、全員が彼を殺したのだ。我々は罰を受けなければならない。私が王様となり、我々に罰を与える。もはや、言葉での謝罪は必要ない。自らの命で償え】
はいはと「………は?」
赤いインクで書かれたそのメモを凝視していると、クラスラインにメッセージが届いた。
画面を見るとクラス委員長、いにんからだった。
【急なメッセージ失礼します。自宅のポストにこのような物が入っておりました。皆さん心当たりはございませんか?】
という丁寧な文面と共に添付された画像に、はいはとは小さく引きつった声を上げた。
いにんが見せた物は、丁度今はいはとがもっているメモと同じ文面が書かれた物だった。
すると、クラスラインに「俺ん家にも届いてた」などの返信が相次いだ。
はいはとは、そのメッセージ画面をスクショすると、先程交換したゴリラビに送った。
【嫌な予感がする、気を付けた方がいい】と、返信が帰って来ていた。
翌日、昨日ゴリラビと出会った橋に向かうと、既にゴリラビは到着していた。
ゴリラビ「おはよう、はいはとくん」
はいはと「おはようございます……」
そういえばあのメモの件、と口を開こうとした時、
ゴリラビ「あのメモ………やぎを殺した、ってどういうことだ?」
はいはと「やぎは…ちょっと前から行方不明になってて。死んだとか決まってないのに」
それにしても変なイタズラだよな、とはいはととゴリラビは歩き出した。
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れるらる(プロフ) - 続編!はひはと君が主人公なんですね‼︎凄い楽しみです! (2022年7月22日 4時) (レス) @page3 id: f868f3bf45 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:fin_らっきー | 作成日時:2022年7月22日 0時