【ハイキュー!!】I am so Lucky Man!

◆01◆ ページ16

西谷帰ってきたーと思ったけどやっぱ東峰先輩居ないと嫌とか言い出した。
くそう、東峰先輩の影響力ェ……！

「何でだ！私じゃダメか！西谷！いつからお前はそんな薄情なやつに……ッ！」
「いやどちらかというととっても厚情と思う。」
「……ねー、何で澤村先輩いっつも邪魔してくるの？」

澤村先輩の事を西谷に合わせてしゃがんでいた姿勢から見上げていると、

「大地、今Aちゃんに惚れたでしょ？ダメだよ、俺のだから。」

と、珍しく孝支先輩が惚気ている。
何か嬉しい。

「うふふふー。……ふにっ……ひゃあ、ふまままいへー……ふきひまふん」

自分で何を言っているのか分からない。
けど月島君にほっぺたつままれた。
我、先輩ぞ？
そんなことしていいと思ってんの？
……とは言わない。

「あんまり惚気ないでくれますか。」

冷静につっこまれたー！
まるでニノ！

「じゃあ月島君も彼女つくりなよー。……あ、もしかして山口君……」
「気持ち悪い事言わないでくれませんか？……まったく。」

意外と月島君いじり楽しいかもしれない！
新しい趣味、月島君いじり！

　新しい趣味を見つけたとはいえ西谷が本調子じゃないのはつまんないから。
東峰先輩の所へ行ってみる昼休み。
本当だったらここも睡眠時間だけど、西谷の為だ仕方ない。

「うにゃー、東峰せんぱー、お久しぶりー！」
「Aちゃん。」

久しぶりに東峰先輩と目が合う。
やべぇ、成人感半端ねぇ。

「……あのねー、東峰先輩。どうでもいいけど私孝支先輩の彼女になったのね。」
「うん、聞いてる。お幸せに。」
「あっさりー！……んでね、東峰先輩居ないとバレー部つまんない。私マネージャーなった。」
「……はあ？」

久しぶりのゆるっとした会話。
見た目とは裏腹の柔らかい感じ。
ああ、図体でかくなかったら、こりゃ確実に大野さん担当だわ、と思った。

「早く帰ってきてね先輩。私、実は東峰先輩ファンだったんですよー。」
「はいはい、お世辞有難う。そのうちね。」

はう、軽くあしらわれてしまった。
でもいいや。
大野さん担当見つけたし。

◆02◆→←◆◇Everything ◇◆

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