ぼくのいもうと C.Yuri

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Yuri side









妹がぼくの家に来た。









これでもう、メンバーうちに呼べないね。









見られたら、絶対溺愛しちゃうし。←









｢なに作ればいいの?｣









侑李｢なんでもいいよ｣









｢わたしお母さんみたいに料理じょうずじゃないよ｣









侑李｢これからじょうずになってよ。



じゃないとぼく、マズイのやだ｣









｢大丈夫だよ、



前のわたしとは違うから笑｣









20歳で実家を出て、



それ以来実家に帰ってもAと顔を合わすこと 少なかったから





なんかこういう感じ、ひさしぶり。









Prrr....









｢侑李、ケータイ鳴ってるよ?｣









侑李｢え。ぼく?｣









｢わたしじゃないよ｣









侑李｢あ。涼介からだ｣









ディスプレイに、『 財布 』の文字。









侑李｢もしもし、りょーすけ｣









涼介｢いま家?｣









侑李｢うん｣









涼介｢いま仕事でちかくまできてるから行ってもいい?



ごはん作ってあげるから｣









侑李｢大丈夫。


ぼくんち、いま家政婦いるから｣









キッチンで聞こえる、






｢家政婦じゃないし……｣って声は無視して。









涼介｢彼女? 笑｣









侑李｢そうだといいね、じゃあ｣









"家政婦"



それが誰なのかを探ろうとする涼介との電話を



むりやりブチッと切った。









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