ぼくのいもうと C.Yuri -2-

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You side









｢その写真、その女の人、


……わたし、なんです｣




大貴｢…Aちゃん?｣




｢その日、わたし、侑李も仕事おやすみだったからいっしょに出かけようってなって…｣




大貴｢そ…っか｣




｢あの!

ご、ご迷惑かけて、ごめんなさい｣





大貴｢…、


よかったぁー!

安心した、Aちゃんで｣





｢…へっ?｣









携帯電話から聴こえてくる声は、



ちょっとクセのある優しい、大ちゃんの声。






ちょっとだけ、リラックスできた。









大貴｢言いにくいんだけどさ、

ちょ…っと最近、芸能界スキャンダル多いじゃん?｣




｢…はい｣




大貴｢だからもし本当だったら、って思って。

ジャニーさんも、Aちゃんだったらちゃんと出版社に連絡してくれると思う、｣





｢そ…うですか。

よかった…｣





大貴｢もう知念出ていってから何分もたってて、

そろそろ帰ってくると思うから、電話してあげてね｣





｢…はい、!｣









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