Lucky girl！！-Kento.N- part2

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ちょっと待って？

茉莉花「A可愛い〜！」

「ホントにこれで行くの！？」


サンタコスはワンピースで、スカートはフレア。だけど、問題はその丈。膝上とか聞いてない！！
それに黒のブーツ。サンタ帽子はちっちゃいやつでピンで留めるタイプ。


髪の毛もネイルも、茉莉花がやってくれて、メイクも左手がうまく使えないから、最近はちゃんとして無くて、それも茉莉花がやってくれた。


茉莉花「さ！行きますか！幕張！」

「う、うん。」


恥ずかしいよ〜！
え、でも、何で行くの？



「茉莉花？どうやっていくの？」

茉莉花「ん？車だよ」

「誰が運転するの？」

茉莉花「私。」

「っえ！？」

茉莉花「Aと遊ぶのには必要っしょ！てことでAの入院してる間に短期で取れる集中講義のやつで取りました〜！」



待って？そんなことある？
私のために？茉莉花は免許を取ってくれたの？


「私の…ため？」

茉莉花「あっちょっ！泣かないで！メイク取れるから〜」

「ありがとう茉莉花〜！大好き〜風磨くんやめて結婚しよ〜」

茉莉花「あっは！結婚しちゃおっか〜笑笑お互い贅沢な不倫相手いることになるね〜」


たしかに笑 贅沢すぎる笑


茉莉花「さ！ホントに行くよ！A玄関まで支えたら歩ける？車椅子積んできてもいい？」

「うん。大丈夫。頑張る」

茉莉花「わかった。ちょっと待ってて。」



茉莉花が車椅子を畳んで、車に積んで帰ってきた。
支えて貰いながら、麻痺の方には歩行器具。

…到底サンタコスには似合わない状況。

まあ、2人ともコート着て、まだ頭に帽子の飾りも付けてないし…大丈夫笑笑


助手席に座って、脚だけ上げてもらい、シートベルトをする。


茉莉花「よし。しゅっぱーつ！」

「いぇーい！」


茉莉花の車では、幕張まで時間もかかるし、ひと足お先に貰ったサマパラを見ていた。


時間はあっという間で、幕張にもすぐついた感覚。


茉莉花「よし、行こう！」


車椅子に私を乗せて、フワフワの薔薇柄の膝掛けを掛けてくれる茉莉花。

車にいつも乗せて、A用に買ったんだ！なんて。嬉しすぎる。



何も考えずに茉莉花は車椅子を押してくれるけど、やっぱり周りの目は痛くて、ファンが集合してるところで受付を済ます。

キャッキャと飛び跳ねながら楽しんだりしてるたくさんのファン…

私も少し前までは…


なんて思ってる時


？「A？」

呼ばれた方を振り向くとそこには



いつめん"だった"3人。

「璃杏…」

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