最悪な君との出会い (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:788 hit

STORY５ページ5

.

＂purururu.....＂

優「あっ、もしもし？A大丈夫？」

優ちゃんの優しさに我慢してた涙が溢れそうだった

『ふっ、優ちゃ.....、ごめんね』

泣くのは我慢してるけど、喉の奥が詰まっちゃって上手く喋れない

優「びっくりした、Aが登坂さんの手を握ってどんどん進んじゃうんだもん。笑」

優「今は？登坂さんといるの？」

『うん.....、』

優「良かった、私は大丈夫だから登坂さんに送ってもらいな～」

何言ってるの、この人

『そっ、！そんな事できるわけないでしょ。』

優「あははは(笑)私はこのままどっか寄り道して帰るから気をつけて帰るんだよ」

明日優ちゃんにジュース買っていこう

『うん、本当にごめんね.....ありがとう、』

登坂「何だって？」

『優ちゃ.....と、友達はこのまま帰るみたいで.....』

登坂「ふーん、そ。」

登坂「あんたは？どうすんの？」

想像と全くおんなじだ登坂さん、

何を考えてるかわからないその目に、冷たい口調

ファンは登坂さんのどこに惚れんだろう

『かっ、帰ります.....。』

他に何の選択肢があるの？

本当に何考えてるかわかんない、登坂さん.....

登坂「そ、送んなくて大丈夫？」

あ、そういう優しさは身についてるんだ

『大丈夫です、そんなに暗くないですし』

登坂「あっそ、じゃ」

『.....、さようなら』

そう登坂さんに向かって呟き振り返った

最悪な1日だったな.....

.