【幕末Rock】もう一度、ここから始めよう。【桂小五郎】

第三話 ページ3

貴「と、いうわけで!!」

?「まず、自己紹介ぜよ!!」

貴「おー!……って誰ですかっ!?」

びびびびっくりした…!!

高「坂本!急に出てくんな!!」

坂「わしは坂本龍馬!ロックを愛する男ぜよ!!」

高「話を聞け!!!」

あ、この人が晋作の言ってたうるさい人?

なるほど。

確かにうるさい。←

桂「まあでも、名案ですね」

坂「じゃろう!さあ、どんどんいくぜよ!」

貴「えっと、はじめまして。相楽Aです。

趣味は人間観察、特技は作詞作曲です!」


そして、みんな自己紹介を終えたすぐくらいに、小五郎が席を立った。

貴「どうしたの?」

桂「ちょっとこれから、用事がありまして。私はこれで。」

そう言って、そそくさと何処かに行ってしまった。



……こんなので、いいのかな?


大分打ち解けたけれど、それでもやっぱり何か足りない。

あの頃とは、違う。


貴「…ごめん、私もちょっと用事があって。またあとでね、二人とも」

高「あ、おい!」

晋作の制止を無視して、一人ふらふらと街を歩く。


本当は、用事なんてないのに。


ああ、考えれば考えるほど分からなくなる。

小五郎…………



新しくやり直すって、決めたばかりなのに…




……あ、あれ?


考えすぎかな、なんか、視界が霞んで………








?「―――――ッ!!」



私は、聞いたことのある声を聞き取れないまま、意識を手放した。

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