【幕末Rock】もう一度、ここから始めよう。【桂小五郎】

第十四話 ページ15

坂「おおー!!」

高「綺麗なとこだな!」

貴「でしょ?」


あれから、小五郎の容態はみるみる良くなっていき、すぐに退院できた。

だから今日は、皆でピクニックです♪


桂「歩きっぱなしで、少しお腹が空きました…お昼にしませんか?」

三人「賛成!」


今日のお昼は、無難におにぎり。

あとは、唐揚げやプチトマトとか、定番なおかず。

おにぎりに海苔をつけたかったけど、小五郎が全力拒否しそうなので断念。

みんな、美味しいっていってくれるかな?

全「いただきまーす!」

龍馬はいきなりおにぎりを二つ交互に食べ出した。

高「おいコラ!いきなり二つ取るな!!無くなるだろ!!」

坂「んー!!このおにぎり、梅が入ってて酸っぱいぜよ!」

高「無視すんな!」

桂「こらこら、喧嘩しない。」

小五郎が止めると、しぶしぶ晋作が引いた。

ほんと、お母さんみたい。

家事はほぼほぼ晋作の役目だけど(笑)

桂「……お母さんじゃないです、私は。」

貴「へっ!?」

声に出てた!?

ぷくーと顔を膨らませて怒る小五郎。

貴「…あはは!そんな顔するならまだまだ子供だね!」

桂「う、うるさいです!」

貴「だから、早く追い付いて、大人になって…そばにいて。」



…………あーーーーいますごくハズい事言った!!!!!


桂「…そんな可愛いのは、反則です」

お返し、と囁かれキスをされる。


坂「二人はほんまに、ええカップルじゃ!」

高「ただ、これを見せつけられるがわの気持ちも察してもらいたいぜ…」

貴「ははは、ごめんごめん」


ああ、幸せだな…

十分すぎるくらいに、幸せ。


このときの私は、まだ知らない。

これ以上の幸せが数日後にやってくることを。

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