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第十話 ページ11

貴「小五郎!!」

思いきりドアを開け、病室へと駆け込む。

桂「A、病院じゃ走っちゃダメですよ」

貴「う、だって…」

心配だったんだもん。

察しなさいよ、バカ。

貴「それで…体は?大丈夫なの?」

桂「はい。ただの貧血ですよ。」

そう言って彼はにっこりと笑う。


嘘つき…


ただの貧血なんかじゃないくせに。

貴「黒呪病の症状でしょ?」

桂「……はい。まだ初期段階ですが…」

そこで彼の言葉が途切れる。




貴「……どうしたの?」

桂「手術が…決まりました」



黒呪病の手術。

それは、数ある病の中で一番難しく、手術で亡くなった人も多い。

だから、最悪……最期の顔も見られないまま離れることになる。



貴「………………」

桂「そんな顔しないで。私は必ず、生きます。」

貴「けど…」

桂「ずっとAといられる道があるなら、私はその道を選ぶ。

1パーセントの確率でも、私はそれを信じる。」


瞳の奥にある強い意思。

それを見た私は、もう止めることなんてできなかった。


貴「分かった。帰ってくるの、待つから…絶対帰ってきて。」

桂「はい。………なんだか、昔の約束と似てますね」



三年前の約束。

全ては、あれから始まった。


貴「そうだね…」

桂「私が帰ってきたら、もう一度、始めましょう。」

これまでのことはきっと、私たちへの試練。

乗り越えて、もう一度あの場所から―――


貴「うん…」








始めるんだ―――……

第十一話→←お知らせ♪


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舞櫻(プロフ) - うん (2014年9月23日 15時) (レス) id: 71545ee84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 舞櫻さん» いいネタありがとうございます!検討します! (2014年9月23日 15時) (レス) id: 01597f9681 (このIDを非表示/違反報告)
舞櫻(プロフ) - 桂さんVS沖田さん 主人公争奪戦 (2014年9月23日 15時) (レス) id: 71545ee84f (このIDを非表示/違反報告)
みち姉(プロフ) - コメント、プレッシャーに感じてしまったらごめんなさいm(_ _)m私も次作は長いこと休戦状態でいろいろな事情で更新が滞るのもよくわかります^_^ゆっきーさんのペースで楽しんでいきましょー(^-^)/ (2014年9月7日 13時) (レス) id: 270d147e31 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - みち姉さん» ありがとうございます!更新停滞してしまいすいません(>_<)頑張ります! (2014年9月7日 10時) (レス) id: 01597f9681 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/user/lucky0210  
作成日時:2014年7月24日 23時

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