〜5話（うらたside）〜 ページ7
俺にはこの頃ハマってる歌い手が居る。
人気では、無いけど凄い聞きやすい声をしていて。
安心するような声をしていた。
名前はJouer。
フランス語で奏って意味らしい。
そして、今現在
そのJouerさんの家に居るらしい…それだけで俺はテンション高くて目の前には俺より小さいJouerさん。
正直、すげぇ可愛い…。
なんだ！？
熱っぽいから寝ますって…可愛すぎんだろ！
坂田「うらさん？？」
うらた「な、なんだよ…」
坂田「コントローラー逆やで？」
昔からそうだ、俺は緊張したりするとミスが多くなるし…気になる人には素直になれなくなったりする。
それで何度誤解されたか…。
A「…真冬のバーカ」
まふ「あ、それ僕のプリン！！！」
俺らは床に座ってゲームをしていて、まふまふとJouerさんはソファーで隣同士に座ってる。
Jouerさんはプリンを拗ねながら食べてるし…すげぇ可愛い…俺、可愛いしか言ってねぇ…。
まふ「ねぇ、1口ちょーだい！」
A「…やーだ」
悪戯に微笑むJouerさんを見れば、そんな顔もするんだって思いながら見つめている。
坂田「…まふ！ゲームしようや！」
まふ「あ、はい！！」
坂田「あ、コントローラー3つしかないやん！うらたさん見学しとって！」
うらた「は！？！？」
坂田を見れば、ニヤニヤ笑いながら俺からコントローラーを奪ってソファーを指さしている。
そこには、プリンを未だに食べているJouerさん。
あそこに行けと！？！？
坂田「ほらほら、はよ行って〜？」
半ば強引に、俺はJouerさんの隣に座らされる。
うらた「…」
A「…」
気まづい…何を話せば良いんだ。
プリンの事？
いやいや、変なやつにはなりたくない…。
歌の事とか…それだ！！
うらた「その… Jouerさんの歌聞いてます」
あぁぁぁぁぁ！！！
俺の馬鹿ぁぁぁぁぁぁ！！！！！
なんだ、この無愛想な言い方！
もっと笑顔で言えば良かったぁぁぁ！！
A「へ！？あ…ありがとうございます！」
なのに、なんだこの笑顔…。
天使か？天使だ。
俺と10cmはあるであろう身長のせいで座ってても
上目遣いになってて破壊力がやばい…。
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作者名：メロン | 作成日時：2019年11月9日 22時
