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「小瀧さん、見てみたーい会ってみたーい。電話だと爽やかなイメージだよねえ。実際どうなの?」



とたんに小瀧さんに興味津々な今井様に、説明しないわけにはいくまい。



「いやそりゃあ…かっこいいですよ。」


「ふんふん?」


「背も高いし。」


「ほおー!」


「仕事大変な時に、さりげに気遣ってくれてるの、わかってるし」


「いいじゃんいいじゃん」


「頼られると、応えたくなる」



田村さんもわかるわかるって顔で聞いている。




「そっかあ。ゆりちゃん、仕事人だもんね。

で?進展ないの?」


「一緒にスープカレー食べました」


「色気ないなあー」


「色気っていわれても…」





私が美味しそうに食べるところを、ニコニコとうれしそうに見ていたっけ。




__“ふふ、うまいすね”


__“頭ぽんぽんってしていいですか?”




そう言って笑った小瀧さん。




「……初めて顔合わせした時から、…小瀧さんのあんな顔に、なんか元気もらうんですよね」



いきなり脈絡をなくした私の話を、2人がじっと聞いている。

わたしはいまどんな顔をしてるだろう。




初めて会った日、デザインの魅力を語ってくれた、きらきらの笑顔を思い出す。




小瀧さんが目を細めて笑うと、


黒目がとろけてそのままこぼれ落ちそう。





ああ。






「ふふ…始まってる?」


「こーれーは始まってるわね」




ふたりの楽しそうな会話がこしょこしょと聞こえてきて、くすぐったい気持ちだ。


ぬるくなったビールを飲み干して、空になったジョッキを頰にあてる。



あつい。




第11.5話 あたしのパピーくん→←★



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設定タグ:ジャニーズWEST , 小瀧望 , 藤井流星   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Lucio | 作成日時:2019年6月9日 14時

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