第3話 ページ8
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今日は meanのデザイン等のすり合わせで西緋さんへお出かけ。
新しい担当さんと初顔合わせだ!
ちょっと緊張しながら、いつもの受付に。
「どおも〜、Jワークスの桐山です。濱田さんとお約束があって…」
嬢「こんにちわ桐山さん、梁さん!お待ちしておりました(^^)
今濱田を呼びますね。」
受付嬢のお姉さんとはわたしも桐山さんも顔見知りになっているくらい、ここには何度も通ってる。
お姉さんはすぐに私たちに気づいて濱田さんに内線してくれた。
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しばらくして
「お〜おつかれさんー!」
濱田さんがロビーまでむかえにきてくれた。
「濱ちゃん、異動なんできいてへんでー!」
「あー、照史すまんすまん!結構急やってん!」
「ほうかあ」
濱田さんと桐山さんは、わたしの前任のデザイナーのころから一緒に仕事をしている仲で、わたしから見ても友達か!って突っ込みたくなるくらい砕けてる。
「ゆりちゃん、今回のコンペおめでとうな〜」
「ありがとうです!お声がかかっただけでもありがたいのにまさかでした。」
「いやーほんまさすがやで。頼もしいもん。
後任の小瀧なんかぺーぺーやけど、ひとまず安心やわあ」
濱田さんの口から知らない名前が出て、ドキリとする。
そっか、この新商品の担当、濱田さんじゃないんだ。
小瀧さんていうのか。どんな人だろ。
濱田さんに先導されて、会議室へと向かう。
小瀧さんとやらはすでに会議室で待っているという。
「どおぞ〜」
濱田さんがドアを開けると、
「はじめまして。お世話になります、小瀧です」
モデル級イケメンがそこにいた。
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「Jワークスの桐山ですーお世話になります〜」
桐山さんが名刺交換するのを見て
わたしも慌ててカバンから名刺入れを出す。
背が高くて顔も整ってて、わぁ、ものすげーイケメンだなぁなんてボーッと見てしまっていた。
ドラマみたいにキラキラキラ〜っていう効果音がついてきそうだ。
「あっ…Jワークスのデザイナーの梁です、よろしくお願いいたします」
名刺を受け取ると、その人はわたしの顔を見て二、三回、ぱち、ぱちって瞬きをして言った。
「う〜わぁ、もっとベテラン風の人が来るかと思ってました!
かいらしー人でびっくりしたぁ(笑)」
ん、
なんか、チャラい?
なんて、ちょっと若干面食らった
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作者名:Lucio | 作成日時:2019年6月9日 14時