室【リスカ･過呼吸】1 ページ24
(向井side)
７月に入り、本格的に夏の暑さになってきた今日この頃。
西畑｢龍太くんそれ暑くないんですか？｣
室｢ん？これ？お気に入りやねん｣
西畑｢ふーん｣
こんなに暑いのに２週間くらい前から必ず龍太くんの手首についてるそれ。
稽古の時も、収録の時でさえもずっとついてるから俺は不思議でたまらない。
前に、リストバンドなんて暑いやんって言ってたのに。
向井｢龍太くん｣
気になって気になって仕方なくて、なんだか胸騒ぎもして、そのリストバンドの下が見たくなった。
向井｢それ、貸してーや。俺もつけたい｣
室｢…あかん、汗ついてるし｣
向井｢暑いなら外せばええやん｣
室｢…大事なものやから｣
ぎゅっとリストバンドを握りしめてる姿にさらに不信感を抱いて、その日から龍太くんのリストバンドをなんとかして外すタイミングを伺うように。
ええやん別にって思うかもしれへんけど、俺はどうしてもリストバンドの理由を知らなきゃいけない気がした。
そして5日後。
そのタイミングがやってきた。
関西ジュニアほぼ全員が揃ってるスタジオの袖。
向井｢りゅーたくん｣
室｢……｣
呼びかけてもぼーっとしていて反応しないから今だって思い、思い切ってリストバンドを外した。
室｢っ！！｣
向井｢え……｣
龍太くんが焦って手首を隠す時に一瞬見えた傷。
向井｢ちょっと見せて…？｣
室｢大丈夫｣
向井｢何が大丈夫なん……お願い、見せて…｣
見間違いでありますようにと願いながらも初めての傷跡に声が震える。
俺の声が震えていたからか、抵抗しなくなった龍太くんの手首を見てみると、そこには無数のまっすぐな切り傷があった。
向井｢これ……｣
室｢はぁ…はぁ…｣
向井｢龍太くん？｣
室｢ごめっ…はぁはぁっ、はぁっ｣
周りのみんなも俺らの異様な空気感に気づいたのかこっちを見ている。
向井｢今日文一くんおるよな？誰か呼んできてくれへん？｣
西畑｢行ってくる！｣
向井｢龍太くん、落ち着いて…ゆっくり息するのできる？｣
龍太｢はぁはぁっ、ごめ、な…はぁっ｣
俺じゃ無理やって思い始めたころに文一くんが来てくれた。
浜中｢康二ありがとな。龍太、俺と一緒にゆっくり息しような｣
文一くんのおかげでなんとか呼吸は落ち着いた龍太くん。
浜中｢収録終わったよな？龍太連れてく｣
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あーちゃん(プロフ) - リクに応えていただきありがとうございました。甘えるかわいい長尾くんにお兄ちゃんしてる柊和くんすごくよかったです！これからもららさんのお話楽しみにしてます。 (2017年7月26日 0時) (
レス) id: d67dd43e48 (このIDを非表示/違反報告)
H@N@(プロフ) - リクエストを書いていただきありがとうございます！また再開したら、リクエストさせていただきます！その時もよろしくお願いします！！ (2017年7月12日 16時) (レス) id: 0d800dc863 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 丈くんが交通事故にあう話がみたいです！ (2017年7月11日 12時) (レス) id: 65131714f2 (このIDを非表示/違反報告)
パリピポアンセム - 以降おめでとうございます。更新これからも頑張ってください!応援しています！ (2017年6月29日 13時) (レス) id: 9d3f2971f8 (このIDを非表示/違反報告)
Anzu?(プロフ) - 大ちゃんが風邪を引いて、看病はジーコと流星。でもジーコに移って流星が看病。でも、ジーコと同じ位に流星もしんどくてでも我慢して、治るのが遅くなるという話が見たいです！ (2017年6月25日 12時) (レス) id: f4b30fce38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2017年6月24日 13時
