関ジュ日誌〜5〜

平野→永瀬【胃腸炎】1 ページ10

(永瀬side)






今、紫耀のいえにおるんやけど…





平野｢おぇっ、、、ーっ…けほっ｣





そう、紫耀が吐いてもうてて…

仕事が終わってから気持ち悪いって言い始めて、心配やから家まで送るって言ったら帰りの車で戻しちゃったんよね。





平野｢ケホｯ･･･げぇぇ･･･っ｣

永瀬｢しんどいなぁ…全部出せば良くなるはずやから…｣





たぶんこの様子だと胃腸炎やろうし、それならもう吐いて菌を出し切るしかない。






平野｢っはぁ…廉ごめん…｣

永瀬｢ん？なにが？｣

平野｢移るから…帰って？…んっ！｣

永瀬｢あーもう！こんな吐いてる人置いて帰るほど俺性格悪くないんやけど！｣





人の心配ばっかりしてる紫耀の背中を摩りながら落ち着くのを待つ。

少ししてようやく落ち着いたみたいで、息を整えながらウトウトしてる。

あ、寝た。って思った時にちょうど鳴ったケータイ。

相手は大吾。





西畑｢もしもし廉さん？｣

永瀬｢はいはーい｣

西畑｢あんな、今仕事でみんな東京来ててさ、これからご飯行かない？紫耀も呼んでさ！｣

永瀬｢あー、ごめん…ちょっと行かれへんわ｣

西畑｢仕事やった？｣

永瀬｢いや、それは終わってるんやけど、紫耀が吐いてもうてて…｣

西畑｢まじ？え、胃腸炎？｣

永瀬｢たぶん｣

西畑｢最近流行ってるもんなぁ…お大事にやな。あ、廉さんも気ぃつけや？あれ、すぐ移るで｣

永瀬｢おん｣

西畑｢なんかあった困るけど、もしなんかあったらいつでもヘルプ出してな。まだ俺ら東京おるからさ｣






大吾との電話を終えて、すぐ移るって言葉が頭をよぎる。

俺、なんも対策してへんよな？

紫耀があまりにもしんどそうで、予防なんて考えてなかったわ…

そう考えていると、また隣の部屋から苦しそうな声が聞こえ始めたから慌ててそこに行く。

結局夜通し吐いてもうてて、落ち着いて寝れた頃には外は明るくなっていた。





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