関ジュ日誌〜5〜

2 ページ35

(浜中side)






そりゃね、俺だって後輩の舞台見に行きますよ(笑)

でも龍太を見てすぐに、こいつやばいなって思った。





浜中「無理しすぎや」

龍太「はい？」

浜中「顔色最悪。痩せすぎ。くまできてる。」





三点セット言えばすぐ目を泳がせるからわかりやすい。





浜中「これからご飯行くんやろ？」

龍太「まぁ…」

浜中「ホテルで待たせてもらうから。あ、酒飲むなよ」

龍太「さすがに飲みませんから」





みんなでのご飯に行くなというのは酷な話やから、酒は飲むなとだけ念を押してホテルで待たせてもらう。

深夜、ホテルに帰ってきた龍太のほっぺはほんのり赤い…





浜中「お前・・・飲んだやろ」

龍太「断れへんかったんやもん…」

浜中「まったく…なんか食ってきた？」

龍太「いや・・・」

浜中「ほんっまにあほ。ほら、水飲んで。」





ペットボトルのキャップを開けて差し出して水を飲ませる。

絶対体調悪いのにすきっ腹にお酒なんてあほすぎて言葉にできない。

こいつの性格考えれば断れないことなんて簡単に想像つくけど…。





龍太「文一くん、疲れた…」

浜中「せやから頑張りすぎや言うてんねん」

龍太「だって、せっかくのチャンス手抜くわけにはいかへんし」

浜中「ちゃうやん、手抜け言うとるんやなくて頼れ言うてるの」

龍太「うぅ〜・・・」





お酒も入ってるせいか酔ってはいないけど素直に話してくれるから、話をするのは楽なんやけど…





浜中「いつから体調悪かった？」

龍太「分からん。一週間ちょっと前くらいかなぁ」

浜中「どこしんどかった？」

龍太「めまいと…あと食欲無くてご飯食べられへんかった」

浜中「それを過労っていうねん。自覚症状あんならもっと早く言うこと、わかった？」

龍太「はい」




とりあえずさっさと寝かせなきゃと思って布団に寝かせれば、あっという間に寝る。




浜中「俺にくらい頼れあほ」





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
橙ジャス民*(^O^)/*様、リクエストありがとうございました！

西畑【高熱】１→←室【体調不良】１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す