関ジュ日誌〜5〜

西畑･永瀬【体調不良】1 ページ20

(平野side)






平野｢なぁ、大吾…顔色悪すぎ｣

西畑｢は！？｣






たまたま東京にいた大吾も入れてのレッスン。

なんやけど、大吾の顔色が悪すぎる。

問答無用でおでこを触ればやっぱり熱い。






平野｢なんで言わんの…休んでてや｣

西畑｢せっかくの機会なんやで…？｣

平野｢そんなんで倒れたら意味無いやろ｣






なんも言い返せなくなったところで、レッスン室の端に座らせておく。

レッスンが終わり…






平野｢ほら、帰ろ？立てる？｣

西畑｢立てる…っ｣

平野｢わっ…意地はらんといてや…｣






立ち上がった途端ふらついた大吾を支えながら帰ろうと足を進める。






平野｢廉ー、帰るでー｣

永瀬｢…｣

平野｢廉さーん、どうしたのー｣

永瀬｢どうもしない…｣





あれ…この感じ…前もあったような…？





平野｢大吾、ちょっと待っててな？｣





支えてた手を離せば壁にズルズルとしゃがみこんでしまったけど、とりあえず廉に近づく。






平野｢なぁ…もしかしてやけど具合悪い？｣

永瀬｢……｣





首振ってるけど、涙目になって見つめてくるあたり、たぶん調子悪いんやと思う。

熱はー…大吾よりはなさそう。

廉を連れて、大吾のところに戻って、大吾はおんぶして車まで連れていく。





平野｢2人とも隠すのやめてやー｣





もともと俺の家にお泊まりの予定やったし、そのままコンビニによってもらってから家に着く。

車で寝ちゃった大吾を起こさないように寝室に運んで、廉とソファーでゆっくりする。





平野｢大吾も具合悪かったから我慢してたんやろ？｣

永瀬｢…そ｣

平野｢座っててええの？横なりたい？｣

永瀬｢ううん、紫耀と一緒がええからこのまま…｣

平野｢そ？あ、なんか食べる？プリンとか食べやすそうなの買ってきたけど…｣

永瀬｢食べる…｣





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