関ジュ日誌

文一【高熱】1 ページ10

(濱田side)





今、俺がどこにいるかって？(聞いてない)



そうです。文ちゃんの舞台を見に来てます。



あと少しで千秋楽を迎えるんやけど、この前電話した時ちょっと違和感があったからその確認も兼ねて見学に来たってわけ。



舞台中は、なんも違和感なし。

俺の思い違いやったんかな？




無事に今日の公演が終わる。




濱「おつかれー！」

文「あ、濱ちゃん…」

濱「どうしたん？」



文ちゃん楽屋に行くと、ソファーに横になり
バレた…みたいな顔をしている文ちゃんが。



濱「調子悪かったん？」

文「…いや、平気やで？」

濱「あーあー、起きんくてええよ。今さら隠されへんやろ。正直に言いや？」



見た感じはすごいだるそう。




濱「いつからなん？」

文「１週間前くらい…かな」

濱「今はどんな感じ？」

文「だるい。」




１週間前からとかやばいやろ




濱「熱は？」

文「知らん。」




楽屋のテーブルを見れば、体温計が置いてある。

本当にずっと調子悪かったんやな。




濱「計って？」




少しして鳴った体温計を確認すれば38.2の数字。




濱「明日休演日やろ？俺が１日で治したるわ」

文「ええよ。濱ちゃんも疲れとるやろ」

濱「熱出してる人に心配されたないわ(笑)強制連行。」

文「ごめんな」

濱「気にすんなって」



フラフラな文ちゃんを支えて送迎車に乗り込む。



家に着いて、さっさと布団へ…



濱「おかゆ作ってくるからなんかあったらケータイ鳴らして？」

文「…いやや」



服の裾を掴んでくる文ちゃん。

…可愛い←



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