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家の近くに海岸がある。


そこはいつも僕の心を落ち着かせてくれる場所。



静かで、何も雑音がない。




リセットするには最適な場所。



何も暴れることもなく、静かに僕の隣に座ってくれる。


どんな汚い声が出てもずっと。



また君の名前を呼びたい。



だから練習を繰り返した。

声が出るように。






でも今日は違った。



後ろに誰かいる気がした。


ゆっくり振り返ると、若い男性がこっちを見ていた。




でも、すぐに行ってしまった。




何か変なことしてたのかな、僕。

変な奴だって思われたのかな。

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作者名：まるきつね | 作成日時：2018年9月1日 0時

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