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( K.A side )
23時を超えた頃、俺とAちゃんはお店を出た。
まさかこんな時間になっているとは思わず、
こんな若い女の子と遅くまで一緒にいた自分に
少し後悔した。
もっと紳士な人だったら
女の子の事を考えて早い時間に返しているんだろうな…
.
「あさみんっどうしたの?」
Aちゃんは少し酔ってしまったそうで、
頬は紅くなり、とろん とした目で俺を見詰めてくる。
いきなりそれは反則だって…
.
.
「っ、なんでもないよ
そろそろ解散する?」
正直まだ離れたくない気持ちでいっぱいで。
でもあと1軒行くとしても終電なくなるしな…
「んー…あさみん明日何か予定あるの?」
「いや、明日は休みだけど」
「もうちょっとだけ…ダメですか?」
.
堕ちた。
多分大半の男が断りきれないだろうな、
それぐらいAちゃんに可愛く強請られたら
もう従うしかないでしょ。
.
「あ、てか今敬語使った」
「っ!間違えただけ!」
焦りながら俺の手を掴んでくる彼女。
そんな見詰められたら、もう我慢出来なくなりそう。
.
「だーめ
約束は約束だから。罰ゲーム…命令何にしようかな…」
やだーと言いながら唇を噛み締めて
目で訴えてくる。
そんな見んな…
今でも抱き着いてしまいそうで
そんな感情を押し殺す。
気付いたら体より先に
口が動いていた。
.
「じゃあ…朝まで俺と一緒にいてくれる?」
.
あ、やってしまった
さすがにこれはまずい。
朝までって変な意味でも捉えれるじゃん。
しかもまだ数回しか会ってないのに
レベル高すぎるだろ…
諦めかけてたその時
Aちゃんから意外な言葉が飛び去った。
.
「わかった、朝まであさみんと一緒にいる」
彼女は俺の期待を裏切らなかった。
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riya(プロフ) - 桜さん» 応援ありがとうございます(^-^)v (2017年5月24日 5時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - このお話大好きです!応援しています(´▽`*) (2017年5月23日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 恋華空さん» 数ある小説の中から読んでいただき、ありがとうございます。頑張ります! (2017年5月19日 23時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
恋華空(プロフ) - 初コメ失礼します。大好きな作品です!頑張ってください! (2017年5月19日 23時) (レス) id: b39aa90027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riya | 作成日時:2017年5月16日 22時